去年の今日はラッキーデイ in 鬼牧川(2011.05.09)

「こんばんわ。やっと来れました」
「んだよ、今頃来やがって」
「そんな…明日休みなんですよ」
「え!あ〜GW全出だから、代休なわけ?ぺー」
「はい。正確には、ペー・ヨンのはずですけど」
「なんでもいいや。で?」
「SK8しませんか?」
「SK8?いいよ。やるか」
「はい。みっちりと。で、月曜日も休みなんで、次もお願いします」
「あ〜そうだったね」
「ラッキーな日なんで」
「あ〜去年は、『生ブラックバス釣りたい』とか言って」
「ええ。45です。社長は最悪でしたよね?」
「そう。ハンドル折れた」
「すっごい楽しみです」
「そんなうまくはいかないよ。金井君とヤナギの3人で現地に4時20分」
「はい。お願いします」

「…てな具合なんだけど、山田君」
「いいじゃないですか。ちょっとのってます」
「ぼちぼちね。あれ!?お仕事は?」
「いや。なんの連絡もなく」
「あ〜休みだからね。釣りしている間に、連絡あるんじゃないの」
「だといいですが…」
「うぉっほっほっほっほ。健闘を祈る」

本日の登場人物

ヤナギ。「なに?一人で釣ったんだって?」「ええ。教えて貰ったところとは、違うところに行っちゃったみたいで。それが良かったみたいです」

ペー・ヨン。「ウキウキ。ラッキーデイ」「ヤナギ、邪魔しろ」「いえ。そんな大人げないことは」
 

金井君。「出足いいじゃん?」「そうですね。珍しいです。でも、そのあと3,4,5は連敗です」「凄い!釣り4連荘は」

山田君。「そろそろ結果が欲しいですよ」「まあ。電話だけ待ってれば」

私。「山田君、ばらし菌返すから」「持ってませんよ。そんなものは」

「もしもし、社長ですか?」
「あれ、山田君。早いね」
「いえ、5分前ですけど。いつもなら、10分前にいるんで、電話してみました」
「げっ!すまん。久々の寝坊。急いで行くから」

「悪い悪い。寝坊しちゃったよ。と言っても、5分遅れで良かったかな?」
「おはようございます。ぺーも遅刻ですから」
「ぺー、バカじゃねえの?あんなはしゃいでて、何だよ、そのザマは」
「おはようございます。その言葉、そっくり社長にお返しします」
「確かに。俺は言えた立場じゃない」
「社長、金井君、行きましょう」
「うぉっほっほっほ。山田君、焦ってない?」
「特には。ねえ、金井君?」
「おはようございます。あせってると思います」
「だそうだよ、柳沢君。2人は上がるでしょ?」
「いいんですか?上がちゃって」
「いいよ。先週は下れなかったから、行ってみる」
「じゃあ、お願いします」

「水が少なくなっちゃったね」
「ええ。でも、先週よりも濁りが落ち着きましたよ」
「うぉっほっほっほっほ。山田君、電話見なくていいの?」
「ええ。まだ早朝ですから」
「そりゃそうだ。ここもアタリがなくなったね」
「ええ。ほんとです」
「久々にDOG−Xでも投げてみるかな。ドチャート」
「あ〜いいですね。今は誰でも買えるし」
「えい!おっ!ナイスキャスト」
「うぉっほっほっほっほ。じゃあ、バイトなしですね」
「ところがどっこい、出た。乗った。絶対にばらさない」

「あ、山田君すまんね。すくってもらって」
「社長。ぶっといけど、35しかありません」
「あんなに引いたのにね。でも十分。ばらし菌返上」

「さて、この下の護岸でもやってみるべ」
「ええ。水が減って、下のゴロタがいい感じですよね」
「山田君、もしかしたら釣れるんじゃないかって?いう冷静な分析」
「ええ。釣りますよ」
「反応ないですね」
「いやいや、金井君。この先がいいんだよ」
「そうなんですか」
「山田君は知ってるんだよね」
「ええ。ちょうどゴロタが切れて、幅5m位深いところがあるんだよ、金井君」
「山田君、1つ忘れてるよ」
「なんでしたっけ?」
「あれあれ」
「あ〜。あのでかい木ですね」
「そう。あの根元がハニースポットなわけ。その木は『人柄の木』と言って、投げた人を見る御神木なんだよ」
「ホントですか!?」
「だよ。投げてみて」
「行きます。ボニー128」
ビューン、ボチャ。
「カンペキ。素晴らしい、山田君」
「ええ、釣りますよ」
クイクイ。スイスイ。
「あれ!?反応ないですね。もう1回行きます」
ビューン、ボチャ。
「カンペキ。素晴らしい、山田君。たぶんダメじゃね。ナイスキャストにバイトなし」
「社長、やめてください。あれ。やっぱり出ない」
「じゃあ、金井君行ってみて」
「はい」
シュッ。ポチャ。
「流石、ミミ先輩」
クイクイ。ジョロジョロ。ドボン。
「でた。やっぱり。なあ、山田君。人柄の木、見てるだろ」
「違いますよ」

「ちょっと傷が多いけど、立派な33cm」
「予定通りじゃない。あとは、
人柄が悪いと判断された、山田君だけだよ」
「うぉっほっほっほっほ。
人柄はいいんですけどね。釣りますよ」

「すげぇ。ペーやりやがった。やっぱ、ラッキーデイ?」
「何です、社長?」
「山田君、ペー47だって」
「マ・ジ・ですか。で、ヤナギは?」
「2バラシだそうだ」
「う〜ん。釣りますよ。電話もないし」

「社長、もう寝ますよ、もう。電話もないし」

あとがき
「お疲れ様でした〜」
「あ〜お疲れ。なんだよ、勝ち誇ったような顔は?去年に引き続き」
「やっぱり、ラッキーデイでした。皆さんはどうだったんですか?」
「オレ、1匹釣って3バラシ。で、金井君が1匹。山田君は、人柄を見られて、ノーバイト」
「社長、アタリは2回ありましたよ。トンボで」
「あ〜そうであった。2番目に座ってるくせして、今まで見たことがない位、ゆっくり巻いてたときね」
「ええ、そうですよ」
「ひどいよね、金井君?」
「はい。ジャーマネ以上です」
「そのときだよね、2回ルアーが持ち上がったのは?」
「ええ。びっくりアワセもせず、見事に誘ったのに、食ってくれませんでした」
「で、俺がGDOG−X投げたら、食ってきたんだよ」
「ええ。ばらしてましたけど」
「おかしいよね。トリプルフックなのに」
「ヤナギはどうだったの?」
「はい、お義兄さん。7バラシです」
「マ・ジ・で。それも凄いね」
「ええ、今日はカトちゃんにやられっぱなしです」
「ときに、ぺーはどこで釣ったの?」
「あ〜あの藪の中です」
「中?じゃあ、名付けて、『ペー中出し47』で、決まりだね」
「あははははは。中は中が違うんですけど」
「じゃあ何?くちなか?」
「いえ、顔です」
「みなさ〜ん、こういうヤツです。また来週〜」


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