すいてるよ in 花崎水上公園2011.01.13)

「こんにちわ。今日もハローワークですよ」
「いらっしゃい、山田君。まあ仕方ないね」
「どうだったんですか、スノーボードは?」
「3人で楽しかったっすよ。めちゃめちゃ寒かったけど」
「そうですか。それは良かったです。で、木曜日は行けそうですか?」
「ばりばり。その前に水曜日、いっしょに押忍行かない?」
「え〜!?極真ですか…」
「そうだよ。いいじゃんたまには」
「ええ。それは考えておきますよ。木曜日は現地に9時でよろしいですか?」
「はい。よろしいでゴザイマス」

本日の登場人物

山田君。「寒くないですか、社長?」「寒い。しかも強風」

私。「山田君、こういう日は人いないよ」「ええ。釣りますよ」

「おはよう!山田君」
「あ、おはようございます。寒いですね」
「いいじゃん。冬らしくて。それよりさ、あの人見てよ」
「あ、あそこで着替えている人?」
「そう。逆なんだよね。帰り支度してるんだよ」
「あ、ほんとですね。なんでですか?」
「あまりの強風に、見に行ってやめたクサイ」
「なるほど。じゃ行ってみますか」

「ほ〜ら貸し切り。2人きりだよ。山田君は手前の壁際で。風裏だから」
「わ・か・り・ま・し・た。社長は?」
「俺は反対側の壁横で。向かい風だから、誰も来ないだろうから」

「全然釣れないし。レ!ルアーが流れてきた。
こういう釣り場に落ちているルアーは実績大なんだよね」

「よっしゃ!来た。やっぱ拾ったルアーは釣れる。
カミオン様様だね」

「山田君、これ釣れるから使って。さっき拾ったんだよ」
「ど・れ・ですか?」
「これ、カミオン」
「うぉっほっほっほっほっほ。これは自分のですよ。
朝切れて、飛んでっちゃいました」
「良かったじゃん。回収できて。是非釣ってよ」
「ええ。釣りますよ。朝も結構アタリがありましたから。
それで力んで飛んでちゃったんですから」

あとがき
「あ〜山田君、帰りますか?」
「はい。帰りましょう。寒くてしょうがないです」
「結局、2匹のまんま。それも拾った山田君のルアー。かなり微妙だよね」
「ええ。いいじゃないですか。釣れただけ。自分はアタリだけでしたよ」
「そうだね。アタリはときどきあるけど、とにかく食うまでに至らない」
「ええ。自分もそうでしたよ」
「先週はシャッド系のルアーが好調だったのに、今日はイマイチ」
「ええ。そうでした。カミオンだけでしたよ」
「俺、2個取られちゃった。またしても」
「明日、放流なんですよね」
「そう、らしい。また来ちゃう?」
「ええ。また来ますよ」
「じゃさ〜。来週俺3連休なんだよ」
「え、雪山じゃないんですか?」
「それは、月火。部長と2人きり」
「微妙ですね。それも」
「一緒にどう?」
「いえ。そういう寒いのはイヤなんで」
「あ、そ。で、水曜。朝、プール。夜、押忍。どう?」
「え〜。昨日行って、良かったですよ。あの先生は」
「でしょう。行こうよ、また」
「ええ。ちょっと考えておきますよ」
「じゃあ、また来週〜」


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