元の木阿弥 in 加賀フィッシング(2010.12.13)

「こんにちわ」
「いらっしゃい、山田君。ハローワーク帰り?」
「ええ。いいとこがあったんで、申し込んできました」
「あ、そう。実はうちのお客さんで、忙しい会社があるんだよ。羽生に」
「ええ。もしかして、○○○株式会社ですか?」
「何で知ってんの!?」
「そこに応募して来たんですよ」
「マジで〜。偶然とは恐ろしいね。お客さん来たら、話しておくよ、山田君が行くって」
「山田じゃあないですけど、お願いします」
「で、今日はなあに?」
「『なあに?』って、月曜日の話ですよ」
「おう。復活の加賀フィッシング」
「ええ。それです。何時にしますか?」
「5時半集合」
「斉藤さんも来ますか?」
「当然じゃないですか。あんだけ釣れちゃいましたから」
「天気はどうなんですか?」
「あ〜。雨だよ。かなりの」
「マジですか。寒そうですね」
「あれ!?億劫なんだ。例によって」
「そんなことはないですよ。雨なら人が少なくていいじゃないですか」
「そうだよ。でもね、10日にサクラマス放流なんだよ。だから、意外と人がいると思うよ」
「楽しみです・ね」
「はい」

本日の登場人物

斉藤さん。「先週は楽しかったですよ。でへへへへ」「ですね」

山田君。「釣ります・よ!」「だといいけど」

私。「今日が本番」「3度目の正直ですからね」

「社長、全然人がいないですよ」
「ほんとだ。30人だ」
「先週とは全然違いますね。釣れちゃいますよ。でへへへへ」
「…じゃあ行ってみますか」

「社長、釣れましたよ。これ何ですか?」
「サクラマス。ちっちゃいねえ。ルアーは?」
「ハンクル・クランク」

「斉藤さん、フライはどうですか?」
「釣れました。毛ばり3つ取られちゃいました。でへへへへ」

「あれ、山田君。また釣ったの?」
「ええ。ハンクル・クランクで」
「あれ。立派なオショロコマだ」

「釣れた。やっと釣れたよ。サクラマス」
「社長、ルアーはハンクルですか?」
「いや。ハンクルクランクは2つ取られちゃったので、
ノリーズのクランキンピューパだよ、山田君」

「どうです?斉藤さん」
「ミノーが絶好調ですよ。でへへへへ」

「う〜やっと2匹目。きびしいね、今日は」
「ええ。厳しいですよ、社長。話とだいぶ違います」

あとがき
「結局、開園から終わりまでいたね」
「ええ。あの雨の中」
「寒かったしね」
「ええ。かなり。斉藤さんはどうでした?」
「釣れて楽しかったですよ。でへへへへ」
「まったくなぁ。斉藤さんだけだったですね」
「ええ。自分の取られたルアーを回収すべく、投げた110にヒット」
「びっくりだよね。そっからだよ、ミノー大活躍は」
「はい。110、X−80、X−70どれも釣れましたよ。でへへへへ」
「俺のミノーにはからっきし。ルアーも一緒なのに」
「たぶん、場所だと思いますよ。でへへへへ」
「時間もありますかね」
「はい。あのあとは全く釣れませんでしたよ。でへへへへ」
「だいたい放流したばっかりなのに、人全然いないし、おかしいと思ったんだ」
「ええ。夕方、社長が2号池土手前で連発しなかったら、自分もやばかったですよ」
「そうなんだよ、誰もいないから、昔良くやった場所でクランクやったら、4投4匹。そのままやろうと思ったけど、山田君の後姿が淋しそうだったので、呼びにいったわけだよ」
「ええ。おかげで、4投4匹ですよ。ハンクル・クランクで。ウォッホッホッホッホ」
「そのあとは、ケムで釣ってたよね、何匹も」
「ええ。やっぱり人が使わないのがいいんですかね」
「はい。自分もレーベルのバッタで結構釣れましたよ。でへへへへ」
「そうなんだよ。朝、バッタは結構反応があって、それも持ってかれちゃったんだよ、俺は」
「ええ。自分もハンクル・クランク2つ、社長が2つ、バッタ1つ、斉藤さんもハンクル・クランク2つ持って行かれちゃいましたね」
「今日の感じは、加賀らしかったね」
「ええ。元の木阿弥ってヤツですか」
「だね。来週は7年ぶりのシーバスだよ」
「ええ。楽しみですよ、社長。ウォッホッホッホッホ」
「次は自分もお願いしますよ。でへへへへ」
「あ、大丈夫ですよ、山田君がご案内しますから」
「あ、山田さん、お願いしますよ。でへへへへ」
「ええ。山田じゃあないですけど、ウォッホッホッホッホッホ。また来週」


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