いとこのジニーじゃないよ斉藤さん in 加賀フィッシング(2010.12.06)

「もしも〜し。年中遊休の山田君ですか？」
「社長、山田でもなければ、好んで遊休なわけじゃない、須田ですよ」
「いいじゃん。なんでも」
「良くはないですよ。何です？今日は」
「実はさ、月曜日、加賀に行くんだけど、どう？」
「あ〜。復活しているんですってね」
「そうなんだよ。山田君でも釣れる位に」
「社長、失敬ですよ。やっぱり、ルアーはクランクですか？」
「アタリ！スプーンは１回も投げなかった」
「じゃあ、カミオンで頂きじゃないですか」
「ところがそうはいかない。カミオンだけ釣れなかった」
「そんなことはないですよ」
「じゃ、試しに行く？」
「いえ。残念ながら。その日は親戚のお通夜がありまして」
「おっと。それはいけない。そういう義理ごとは外しちゃいけない」
「ええ。そうなんですよ。なので、１３日にお願いしますよ」
「ＯＫ牧場。斉藤さんと２人で行ってくるよ」
「どなたですか、斉藤さんって？フミじゃないですよね？」
「フミ？ヤツはゴルフ三昧だってよ」
「じゃあ？」
「いとこのジニーだよ。じゃなくて、元アイドルのいとこの斉藤さんだよ」
「あ〜。良く言ってましたね、ヤツが『いとこと行くとか行かないとか』」
「そう。その斉藤さん」
「ところで、『いとこのジニー』って何ですか？」
「あ〜ん。前にも言ったじゃん。映画だよ。アメリカ帰りの飛行機の中で見たって話したでしょ」
「そうでしたね。うだつのあがらない弁護士のジニーが、大活躍する話でしたね。楽しんで来てください。」
「言われるまでもないよ。帰りはラーメン食っちゃうし」

本日の登場人物

いとこのジニーじゃないよ斉藤さん。「初めてですね、一緒に行くの」「はい。楽しみです」

私。「先週はまあまあ釣れましたよ」「これまた楽しみです」

「ここは実績大なんで、やっててください。 俺はあっちの空いている方に行ってきます」

「さっき、ハンクル・クランクをトゥイッチしたら、 オショロコマが釣れた。ということは、ミノーだね」 トゥイッチ、トゥイッチ 「来た！やけに引くけど。スレ？いや違うイトウだ。『ニン！？』 でか！６０ｃｍだよ。コルトミノー６５オイカワ」

「社長、見てくださいよ」 「え〜！？あ〜。２５ｃｍ位のヤマメが １２ｃｍ位のウグイを頭からくわえてる」 「食いしん坊なヤツですよね。 一瞬魚を離したときにルアーを投げたら、 追ったんですけど、食いませんでした」 「まあ、本物の方がいいだろうからね」

「フライも持って来たんですよ」 「あ〜やった方がいいですよ」 「釣れました。これ何ですか？」 「オショロコマだそうです」

「斉藤さん、今レーベルのバッタで トップウォーターやってるんですよ」 「はい。見てましたよ。何回も出てましたよね」 「そうなんですよ。さっぱり乗らないけど…今度は乗った」 「ニジマスですか？」 「ですね」

「社長、釣れました」 「でかいですね、このオショロコマ。 ルアーはハンクルですね？」 「はい。こればっかりですよ。 ハンクル・クランク３３ＭＲ」

あとがき
「ぼちぼち上がりますか？４：４０だし」
「あそうですね。薄暗くて良く見えないし」
「ほんとはここからがラストスパートらしいけど、腹も減ったし」
「社長、飯食いますよね？」
「みんな、そう言いますね」
「でしょう。８個でしょ、おにぎり」
「はい。燃費が悪いんですよ」
「朝一釣ったでかいのは、何ですか？」
「あ、イトウですよ。ニン！」
「は〜。でかかったですよね。みんな見てましたよね。社長だけじゃないですか、あんなでかいの釣ったの」
「ですかね」
「ですよ」
「確かに、ミノー投げてトゥイッチしてる人はいなかったですから。でも、そのあとはてんでアタリもなく。たまたまかな」
「かなり釣ったんじゃないですか？」
「はい。２８匹。全部プラグでした。優秀ですよ。ここにしては。斉藤さんはどうでした？」
「２０位ですか。フライはアワセ切ればっかりで、あんまりでした」
「あ〜。だからあんなにリーダーが短いんですか。俺が借りたとき、びっくりしましたよ。あまりの短さに」
「釣りましたよね、それでも」
「ええ。マーカーがないんで、ライン見てたら、物凄い勢いで走って、アワセたら意外に小さいニジマスでしたよね？」
「社長はフライもうまいですね」
「うまいかどうかはわかんないけど、元はフライマンですから」
「え〜！？そうだったんですか。知りませんでした」
「みんな、そう言いますよ。バスしかやらないって。実は海も渓流もガンガン行ってましたよ」
「そうなんですか。じゃあ今度、シーバスもお願いします」
「え〜機会があったら、行きますか」
「是非、お願いします」
「海はね、散々やってたんで、今は気が重いかな」
「そうなんですか」
「バスが性に合ってる気がします」
「そうなんですか」
「来週はどうします？山田君も来ますよ」
「はい。来週もお願いします。山田さんとは、初めてです」
「だってよ、山田君。来週もお楽しみに〜」