一人ぼっちだよ in 加賀フィッシング(2010.11.29)
「もしもし、旦那さん」
「あ、奥方。何?」
「ほら、私、墓参りだから、帰りは遅いのよ」
「で?」
「場合によっては、実家に泊まりだから」
「ほう。ごゆるりと」
「何?嬉しそうね。何かするの?」
「滅相もございません。たぶん釣りです」
「誰と?」
「山田君しかいないでしょ」
「あそう。嘘臭いけど。じゃあ行ってらっしゃい」
本日の登場人物
私。「山田君、行かない?」「法事ですよ、社長」「あ、そうでした」 |
「さ〜て、26日は起きられずで、楽しみなプールも行けずで。
まずは、朝練。常吉の特訓」
「前回は調子良かったけど、今日はどうかな?」
「あれ!?さっぱりアタリがない。見渡せば、えさ釣りの人も皆無」
「寒!1時間やって何にもなし。帰るのはしのびないので、管釣りにでも行くか」
「まずは、弁当をいつものセブンイレブンで調達」
「ご無沙汰ですね」
「そうなんだよ、釣りシーズンが終わちゃったから、こっちに来ないんだよね」
「え!?じゃあ、もうオフなんですか?」
「そう。釣りはほぼオフ」
「冬はどうするんですか?」
「雪山だよ」
「じゃあ、関越方面なんですね?」
「そうだね、反対方向だから、来なくなっちゃうね」
「あ〜さみしくなりますね」
「じゃ、たまに来るよ」
モグモグ。ゴキュゴキュ。
「さ〜て、どうすっかな。キングフィッシャー…はちょっと遠いか。
よし、加賀フィッシングにしよう」
「う〜眠い。ダメだ。運転できない。羽生パーキングエリアで寝る」
「う〜良く寝た。げっ!1時間半も寝てる。スタバでコーヒー飲んでいくか」
「弁当は食べちゃったから、もう1回セブンイレブン寄るか」
「やっと、着いたよ。あれ!?意外に人がいる。
半日券を買って、いざ行かん」
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「あれ!?いつもの2号池がいっぱいだ。
じゃあ、3号池の土手側で。まずは、タックルハウスのシケーダー」
ピュ〜ン。ポチャ。くねくねうねうね。
「あれ!?チェイスはあるけど、反応がいまいち。
じゃあ、これか。ノーリーズ・クランキング・ピューパ。
お!来たよ〜。まあまあのサイズのオショロコマ…なのか!?
体型はサクラマス風で、腹白のブルック柄。う〜ん微妙だ。
昔、北海道で釣ったのとは全然違う」
「う〜ん、次はこれか。ハンクル・クランク。
お!釣れた。オショロコマらしい」
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あとがき
「意外に釣れた。4時間やって7匹。ばらしが3匹。
使ったルアーは、全部クランク。この辺がバスマンらしい。
シケーダー、ピューパ、ハンクル、カミオン、クラピー、レーベルバッタ
のローテーション。スプーンは1回も登場せず。
ときどき、ミノーのトゥイッチング。オショロコマと言えば、岩魚系だから、
ミノーのトゥイッチングが有効なはずなのに、今日はさっぱり。
放流日からほぼ10日経っていたので、スレたかな!?
やっぱり、フライが釣れる加賀フィッシングでした〜」
「さて、帰りは佐野に来たことだし、共栄ラーメンさんへ行こう」
「ふ〜。やっぱうめぇ。やばい、猛烈に眠くなった。家まで10分だし、何とか帰る」
「高速乗ったら、元気出たし、イオン寄ってコーヒー飲むか」
「やべっ。また眠くなった来た。折角イオンに着いたのに。もう無理。寝る」
「う〜良く寝た。あれ!?もう9時だよ。2時間半も寝てた…。よし、コーヒー飲むぞ」
「いらっしゃいませ。こんばんわ」
「あ、こんばんわ」
「あら!?今日はお一人ですか?」
「そうなんだよ。皆に振られちゃって。まあプーみたいなもんだからね」
「うふふふふ。そうなんですか。ゆっくりしていってください」
「ありがとうございます。じゃあ、ちっこいカプチーノください」
「ただいま」
「あら、おかえりなさい。楽しそうね」
「はい。楽しんで参りました」
「良かったわね。来週は?」
「また、山田君です」
「ほんと。いってらっしゃい」
「頼むよ、山田君。また来週〜」
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