残るはあと2回かな? in 鬼牧川(2010.10.18)

「もしも〜し。山田君?」
「あ、社長。こんにちわ」
「どうかね、活動は?」
「ええ。なかなか、どうして。厳しいもんです」
「やはり。年齢的なものもあるかね?」
「ええ。大いに」
「そうですか。まあ、そんなことは忘れて、残る2回に賭けてくださいよ」
「いやいや。忘れるわけにはいかないですけど、残る2回は釣りますよ」
「ちなみに状況は、厳しそうだけど。で、俺4勝、金井君・柳沢君・山田君が3勝なんだよね」
「ええ。去年と似た感じですね」
「全く。さらに釣れなくなってる」
「18日に社長が勝つと、終わりですか?」
「そうなるね」
「盛り上げるためにも釣りますよ。メンバーはどんな感じですか?」
「4人プラス、ペーだね」
「船割りはどうです?」
「18日、25日とも、ペーは俺に預けるって」
「何ですか、それは。釣る気満々じゃないですか、あの2人」
「だね。山田君も負けてらんないでしょ」
「ええ。そんなわけで釣りますよ」

本日の登場人物

柳沢君。「久しぶりです」「久しいね」

ペー・ヨン。「まだ1匹なんですけど」「2匹だろ。ナマズがいるから」

金井君。「もう終わりですかね?」「そんな気もしてきたよ」

山田君。「釣・り・ま・す・よ!」「だってよ、金井君」

私。「今日はガイド」「よ・ろ・し・く・お・ね・が・い・し・ま・す」

「おはようございます」
「よう!ペー。おはよう」
「今日は釣れますかね?2匹目」
「まあ、それは君次第だよ」
「おはようございます、兄さん」
「あ、おはよう。義弟の柳沢君。金井君もね、おはよう」
「おはようございます。自分達はちょっと下りてから上がりますよ」
「いいの?釣っちゃうらしいよ、山田君が」
「うぉっほっほっほっほっほ。そうだよ、金井君」
「大丈夫です」
「よっしゃ。ペー行くぞ」
「…」
「ペー、何で返事しねえんだよ」
「あのぉ〜何と答えたらいいか…」
「いいんだよ。取り敢えず、返事はしろよ」
「はい」

「あ、来た!」
「あ〜あ、やりました、びっくりアワセ」
「あ〜やっちゃいました〜」
「うぉっほっほっほっほ。新人はね、それ位でいいんだよ。ペー」
「え〜!!」
「そんな怒ってもね、自分が悪いんだから」
「ええ。1年目は修行ですよ、ねえ社長。自分もそうでした」
「今でもね。でも、キャスティングはうまいよ」
「僕もなれますかね?」
「たぶん」

「あ、社長。すいません。引っ掛けちゃいました」
「まあ、ぺーじゃな〜。ミソっかすだし」
「うぉっほっほっほっほ。懐かしいですね、その言葉」
「このチャンスにあそこ投げちゃえば?
ゴージャースに行ってよ」
「はい、頂きます」
「えっ!そこ。そこかよ」
「ええ。ミスりました。社長どうぞ」
「悪いね。えい!あれ!?全く無反応。
あっちはどうかね…
おっ!釣れたみたい」
「え、社長。よそ見ですか?」
「よそ見。めちゃめちゃ小さい。え〜18cm」
「うぉっほっほっほっほ。先々週よりも1cmサイズアップですよ」
「祝!快挙!!」
「あはははははは。快挙なんですか?」
「うるせえな、ペー。まずはここからだよ」

「あ、釣れてる」
「何だよ、ヤナギ。よそ見かよ」
「よそ見」
「サイズは?」
「30cm。勝者決定かな」

あとがき
「お疲れ〜」
「お疲れ様でした。ずいぶんやっちゃいましたね」
「ね〜。こっちはさ〜どうにも耐えられなくなって、1時間寝たんだよ」
「え!ペーも寝ました?」
「あ〜あいつ?ルアー投げて、1投目でひっかけた」
「またですか。いつもなんですよね、それ」
「何で寝ないのかね?お菓子バクバク食べてたよ」
「ええ。それもいつもなんですよ」
「で、結局、首をくの字に曲げて寝てたよ」
「寝起き悪かったでしょ?」
「あ〜最低なヤツだった。返事はしねえし、たまに答えりゃトンチンカンだし」
「ええ。寝付きが悪いんで、寝られないんですよ。でも、結局寝て、起きると最悪」
「毎回なんですよね」
「あ〜義弟の柳沢君、そうなんだ。ほんとにヒドイな」
「ええ。兄さん、そうなんですよ」
「ペー!評判悪いよ、新人なのに」
「いやぁ。ほんとツライんですよね、寝起き」
「子供といっしょだよ。お菓子バクバク食べてて」
「社長とは違うんで。おにぎり8個は食べられません」
「ノンノン。今日は、おにぎりは7個。に、パン1つとカップヌードルだよ」
「…どんな、つくりなんですかね」
「まあそれは、良く言われるよ。でもさ、お菓子食べ過ぎじゃね?」
「何か食べちゃうんですよね」
「社長。ペーはお子ちゃまなんですよ。折角入れたコーヒーだって、飲めなかったでしょ」
「あ〜砂糖もミルクもあげたのに」
「ええ。ミエはって『ブラックで』。で、結局は残してましたから」
「ノンノンノンノンノン、ワタシの国では、普通で〜す」
「ペー、それは俺の台詞だろ!大体知ってんのか?モレシャンさん」
「うぉっほっほっほっほ。絶対知りませんよ。ペーは」
「はい。知りません。前のを見ました」
「まあ、そうだろうね。この中では若いし。俺の半分」
「え!?そうなんですか、社長」
「そうだよ。ぺーはまだ27だから」
「はい。27です」
「老けてるね、ペー。目、腫れぼったいし」
「はい。良く言われます。目が腫れているのは、親譲りです」
「ときに、このままだと、11月の2週目まで、もつれ込みそうだけど、どうなの?金井君」
「そんな感じですね。場所が問題ですよ」
「よっしゃ。明日探しに行ってこよ。じゃあ、また来週!」


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