祝！解禁 in 花崎水上公園(2010.10.13)

「もしも〜し、山田君？」
「あ、社長。須田ですよ。昨日は行かれたんですか？義弟の柳沢君と」
「とんでもナイトフィーバー」
「うぉっほっほっほっほ。自分もきりぎりですよ」
「そうだね〜。３０年も前も話だから。ビージーズ。ビジーフォーじゃないよ」
「うぉっほっほっほっほ。ますます、ドツボはまりですね」
「またまた。知ってるくせに」
「いや、わかりますよ。わかりますけど、ぎりぎりです。で、どうなんです？昨日は」
「どうもこうも。大増水で中止です」
「そうでしたか。自分らは、元アイドルと兄ぃの３人で発光路へ行ってきましたよ」
「そんな話でしたよね」
「ええ。雨による濁りでかなり渋かったです」
「ぜんぜんだったんだ」
「いえ。終わってみれば、そこそこ釣れましたよ。濁りの割には」
「例によって、カミオンですか？」
「ええ。あたりです。最後は持っていかれちゃいました」
「また。どんだけ古いの？イト。帰り大変だったでしょ、大渋滞で」
「ええ、高速は。なので、下道で帰りましたよ。スイスイでしたよ」
「それは良かったね」
「ええ。おかげさまで。電話はそのことですか？」
「それもある。実は、解禁したので、プールでもと」
「お！いいじゃないですか。今週釣り行ってないですよね、社長は」
「そうなんだよ。月曜日は仕事しようとしたら、いろいろあって、大工さんに変身しちゃったから。まだやってるよ、続きを」
「で、終わるんですか？それは」
「はい。もう間もなく」
「それで、明日のわけなんですね」
「左様です」
「わ・か・り・ま・し・た。現地に９時で。川島さんにも連絡をお願いします」
「了解です」

本日の登場人物

山田君。「楽しみですね、プール」「とっても」

川島君。「この日を心待ちにしてました」「遂に来たね、この日が」

私。「イトも巻き直したし。万全だよ」「ええ。釣りますよ」

「おいおい。あのフライのお２人さん、立ち込み過ぎじゃないの？」 「ほんとですね。後ろで釣れますよ」 「全く。よっしゃ。戦闘開始。まずはミノーのトゥィッチで。おりゃー」 「釣・り・ま・す・よ」 「あれ！？まだ５投しかしてないのに。イトがこんなにバックラッシュ」 「昨日、巻き替えたんじゃないですか？」 「どうも、まだ馴染んでないみたいで」 「アタリありますか？」 「全然だよ、川島君」 「こっちも全くないです」 「おかしいなあ。こんだけいろいろ試しているのに、何にもないよ」

「こんなにいるのに。全く反応なし」 「ほんとですよ」

あとがき
「川島君、３０分前だけど、上がる？」
「はい。もう無理です」
「だよね。３時間３０分やって、完璧ノーバイト。ね、山田君」
「ええ。自分にはスレがありましたよ。おかげでルアー持ってかれちゃいましたよ」
「また…ドラグ閉め過ぎなんじゃない？」
「ええ。力一杯」
「マジで？バカじゃねえの」
「そんなことはありません。ちゃんと調整はしてあります」
「やっぱ。朝、受付のお姉ちゃんが言ってたように、さざ波プールも水温が高いのか、食い気が全くなかった」
「ええ。ライズも全くなしで、変だと思いましたよ」
「あれ！？山田君。冷静な分析」
「ええ。見れば分かりますよ」
「だって。川島君」
「はい。魚も少なかったですよね」
「そうだね」
「昨日、渡辺さんから連絡貰って。そのあと、スペシャルルアー作って持って来たんですけど、何も起こりませんでした」
「いや。川島さん、ルアーのせいじゃないですよ。何投げても無反応ですから。ときに、そのルアーの発売は？」
「いや〜。今後の実績次第ですね」
「楽しみですね、社長」
「全くだね。折角、大工さんやって、楽しみにしてたのに、ほんと疲れたよ。眠いし」
「ええ。今日は一日が長いですよ」
「じゃあ、イオンに飯でも食いにいくか」
「ええ。いいですね。夕方、元アイドルも来ますから、また行っちゃいますか」
「いいね。うけると思うよ。１日に同じ店に２回」
「ええ。そうですね。来週はどうですか？」
「これはね、まだまだバスに行ってろ、ってことだよ」
「ですかね」
「そう。なので、来週はバス釣りです。お楽しみに〜」