釣り難民 in 牛Q沼(2010.07.26)

「もしもし」
「あれ!?山田君。月曜日の話?」
「ええ。そうですよ。どうなんですか?」
「今回はほんとに参った。行くところがない」
「ええ。そんな感じですね。金井君は何て言ってますか?」
「ダメ元で新しいとこ行きたいって、言ってましたよ」
「いいじゃないですか」
「え〜じゃあ、送迎付きになっちゃうじゃん」
「あ、お願いしますよ」

本日の登場人物

ペー・ヨン。「ご無沙汰してます」「試験はどうだったの?」「満点パパですね」

柳澤君。「連荘です」「釣りますよ」「いやいや行くとこないから」

金井君。「今週は楽です。ヤナギがいるんで」「で、ここのわけ?」

矢島兄ぃ〜。「八郎以来です」「悪い日に休みましたね」

山田君。「釣りますよ」「ええ。是非」

私。「今日も釣れねえんだろうな」「朝からやめましょうよ、そんな話」

「もしも〜し。大変だよ、金井君」
「どうしました?」
「行こうとしたところの町が冠水。しかも、その上流では1時間に80mmの豪雨」
「全然ダメじゃないですか」
「そうなんだよ。どうする?」
「どうしますかね〜?」
「支部長らが行く川は行けそうだから、行ってみる?」
「はい」

「やばくないですか?この流れ」
「ダメかね」
「上り限定じゃないですか」
「だよな。じゃあ牛Q沼でも行くか。そこしかないよ」
「はい。移動開始〜」

「さて、金井君。上?下?どっち?」
「下。いいですか?」
「やっぱり。じゃあ、兄ぃ。俺たちは上で」
「暑いですね」
「暑い。8時でこれだもんね。帰りたくなるよ」
「全くですね。おっ!お〜。持ってけよ」
「お、ちょっと元気が出てきました」
「あ!?あんなに持っていったのに、ナンデのらないの」
「う〜ん。変ですね。橋の下で昼寝ですかね」
「ええ。いいですね。そうしましょう」

「ぼちぼち行ってみますか、下に」
「はい。柳澤君たちは、どこまで行ちゃったんですかね?」
「たぶん、一番下まで行ちゃったんじゃないですかね。あ!来たぁ〜。あれ!?ルアー死んでるし」
「残念でした。今日は川島さんディーですね」
「言われてみれば。今日出たのは、川島さんのルアーばかりだね」
「あれ!?雲行きがおかしくありません?」
「え!あれ。ヤバイですね。こりゃ来そうですね。即撤収します。もしもし、ヤナギ?どこにいるの?え、一番下。雷鳴ってるから、帰って来いよ。何ぃ晴れてる〜。そっちは晴れてても、こっちは雷間近だから、戻って来ないとヤバイよ」

あとがき
「う〜ぎりぎり、セーフ」
「何とか間に合いましたね」
「全く。もう一艘はどのあたりですかね?」
「当分来そうもないから、クランクでも投げますか?」
「社長、何投げてんですか?クランクでしょ?」
「あれ。意外に早い。まだ3回しか投げてないのに」
「もう。全開で戻って来ましたよ。途中でゴロゴロいい出したし」
「よし。5人かかりで撤収」
「う〜間に合った。異常に早かったですね。仕舞うの」
「まあね。こんだけいればね。やっぱ降ってきた」
「ええ。電話貰って良かったですよ」
「ヤナギ、釣ったの?」
「釣りましたよ。47cm」
「マジで。金井番長とペーは?」
「ノーバイです。2人とも」
「残念だね。こっちも似たようなもんだよ」
「ときに山田君は何でいないんですか?」
「久々のドタキャンだよ」
「昼間、頑張り過ぎですかね?」
「俺もそう思って聞いてみたんだよ。『ハッスルハッスルし過ぎたんでしょ』って」
「違うんですか?」
「違うんだってさ。『肩コリで頭痛くなって、薬飲んだ』」
「飲んだら?」
「『すきっ腹だったんで、気持ち悪くなった。』で、行かない」
「何ですか。それ」
「大体さ〜。肩こった位じゃあ、薬飲まないだろ」
「ええ。それに。何で肩こるんですか?プーなのに」
「だろ〜!!だから、ハッスルハッスルなんだよ。きっと肩に両足かついじゃったんだよ」
「それ〜!?それですか」
「まあ99%間違いないね」
「来週はどうなんですか?」
「この間の面接次第だって自慢してたよ」
「手ごたえあったんですかね?」
「ああ。面接官が5人いて、40分間やったって」
「そんなにですか」
「そう。そんなに。面接官が練習したかったんだよ」
「それで、行けるんですか?」
「たぶん。釣りには行ける」
「あはははははは。ってことは不採用ってことですね」
「正解。山田君のタックルボックスを物色してください」
「ひゅ〜ひゅ〜」
「何はしゃいでるんだよ、ペー」
「え。ダメなんですか?」
「いや。許す。この続きはまた来週〜」
「山田君の結果もお楽しみに〜」


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