第3回、山田日記 in 鬼牧川(2010.07.20)

「あ、社長ですか?須田です・よ」
「あれ、山田君。月曜日の話?」
「ええ」
「行くとこがないんだよね。どこもかしこも増水なんだよね。遠いところは行けないでしょ」
「ええ。祭日ですから」
「柳澤君が火曜日に一人で行くって言うからそっちに便乗するか」
「お。いいじゃないですか。無理に行ってもしょうがないし」
「問題はソレガシと金井君だな」
「あ〜。ソレガシは月曜日に備えて、奴隷の日々だったそうなんで、かなりがっかりすると思いますよ」
「まあ、しょうがないけどね」
「ええ。金井君はたぶんダムかなんかに行くと思いますよ」
「やっぱり。じゃあ、ソレガシには連絡してみるよ」
「ええ。柳澤君との連絡もお願いします」
「わ・か・り・ま・し・た・よ。山・田・君」

「もしも〜し、山田君いますか?」
「はい。須田です」
「火曜日の話なんですけど、S○X中?」
「なに言ってるんですか。釣りですよ、釣り」
「山田君も行ったの?」
「ええ。元アイドルとふみと金井君にぺーですよ」
「帰りが大変だね」
「それは覚悟の上です。明日は何時ですか?」
「現地に4時で鬼牧川で・す・よ。山田君」
「わかりました」

本日の登場人物

柳澤君。「久しぶりな感じ?」「ええ、2週間やってないですから、一緒には」

高柳君。「すいません。自分も休みなんで参加していいですか?」「一人?」「いえ、後輩と」「じゃ船も頼むよ」

高柳君の友人。「こんにちわ」「どうも。ご無沙汰」

山田君。「釣れたの?昨日」「いえ。アタリもなく」

私。「今日は暑くなるってねえ」「ええ。表に出るなって天気予報で言ってました」

「夏至も過ぎると、夜明けも遅くなりましたね、社長」
「はい」
「ちょっと濁ってませんか?社長」
「はい」
「水も多いですよね」
「はい」
「あ〜柳川君、そろそろ出発だから」
「柳澤です。山田さん」
「あそう。社長、ぼちぼち行きますか?」
「はい」

「社長、暑くないですか?」
「かなり暑いね」
「もう何もやる気になれないんですけど」
「そんなにかい?」
「ええ。暑いの弱いんですよ」
「弱過ぎだよ。ヤナギも俺も平気だけど」
「おかしいんですよ、2人は」
「平気ではないんだけど、暑い方がいいね。寒いのはダメだよ」
「体脂肪がないからですかね?」
「何、柳川君、何が言いたいの?」
「いえ。別に」

「あれ!?接着したところが剥がれちゃったよ」
「いや、社長。それよりもさっき40g以上のルアー投げてたでしょ?」
「ああ、対岸を狙って、思い切り投げた」
「ええ。そのときにバキって凄い音がしましたけど」
「してたよね。どっか折れたくさい?」
「そんな感じでした」
「今のところ異常なし」
「ええ。釣り的に異常なしですね」
「じゃあ、メデタシメデタシ。帰るか。暑くて死にそうな人がいるから」

あとがき
「暑かったですね、社長」
「そうだね。水2.5L飲んだよ」
「トイレ1回も行ってないでしょ?」
「はい。それはヤナギも一緒だよ」
「ええ。社長も自分も子供並みの新陳代謝なんで」
「何、柳川君、何言いたいの?」
「いえ。別に何も」
「高柳君どうだった?」

「36釣りましたよ」
「やるね、相変わらず。後輩君は?」
「暑さに耐えました」
「やっぱ暑い日は麦わら帽子だよね」
「はい」
「社長に言われたD2に行ったら、農民的な麦わらしか売ってなかったんですよ」
「いいじゃない。それで」
「いや、社長。どうせなら、ね。後輩君とか社長とか被ってるのがいいじゃないですか」
「あ、これね。インディジョーンズみたいな」
「そうですよ」
「じゃあ買いに行く?モンベルまで」
「え、どこにあるんですか?」
「ああ羽生のAEONだよ」
「行きましょうよ。柳川君も行くだろ?」
「ええ。帽子買って、ジェラート食べましょうよ」
「いいね。じゃあ、そうすっか」
「というわけだから、勝者の高柳君。今日はここでお別れでいいかい?」
「はい。お疲れ様でした」

「ときに、昨日の続きなんだけど。他の人はどうだったんだい?」
「ええ。ぺーもノーバイトですよ」
「ペーと同レベルってことだ」
「失敬な。たまたまですよ」
「で?」
「ええ。ふみが44、金井君が35、元アイドルが15位のを1匹」

「やっぱりなぁ、山田君だからね」
「ええ、釣りますよ、来週は」
「いやいや、金曜日、面接なんでしょ?」
「受かったら、行けないじゃん」
「そんな急に来いとは言わないでしょ」
「そうかね」
「それより受かったら、やばいんですよ。川口じゃないですか」
「え!?西じゃねえだろ」
「ええ。川口には違いないですから」
「は〜呼んじゃったり行ちゃったりするわけだ」
「こればっかりはサガなんでしょうかね…」
「い〜や。違うと思うよ」
「ええ。釣りますよ」
「何を釣るんだか、また来週〜」


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