最終予行練習 in 鬼牧川(2010.06.14)

「こ・ん・に・ち・わ。毎週ですよ。社長」
「こ・ん・に・ち・わ。暇だ・か・ら・ね」
「大きなお世話ですよ」
「うぉっほっほっほ。そりゃ失礼」
「ときに月曜日は、どんな感じですか?」
「雨だね。5人で」
「どなたが?」
「俺、山田君、ペーヨン、金井君に粕谷君」
「あれ!?粕谷って自分のいとこの粕谷ですか?」
「そうだよ」
「アイツ、いつの間にそんな連絡したんですか?」
「♪あれは3年前♪」
「またそれですか…え〜っと、ちあきなおみさんでしたっけ!?」
「そう。若い方にはコロッケさんで知っているかも」
「ほんとなんですか?」
「なにが?」
「いやいや。いとこの粕谷ですよ」
「あ〜!?いとこのジニーね。あれは面白かったよ。飛行機の中で見たんだよ」
「いえ、社長。それは映画です」
「流石、山田君。マニアックだね」
「ええ。ある道では。なに言わせるんですか」
「いいじゃない。その道。ソレガシと同じ道でしょ?」
「いやあ。ソレガシは凄い。とても真似できません」
「でも、ちょっと憧れてるでしょ?」
「いえいえ。あれは関西人ならでは、ですよ」
「そうなんだ。じゃあ現地に4時だから」
「社長、話が終わってませんよ」
「あ〜。いとこの粕谷さん」
「そうです」
「そんなわけないじゃん。山田君を飛ばして、話をするわけないし」
「あ。金井君の同級生の粕谷君?」
「ピンポンピンポン。卓球」
「卓球はいいです。自分は卓球部でしたから、中坊のときは」
「え!?稲中?」
「ええ。ほとんどあんなノリでした」
「言ってはみたものの、俺世代では全然わからないけどね」
「じゃあ、加藤君を交えて3人ですか?」
「またまた正解」
「彼はどうなんですか?あっちの方は?」
「彼女はいるよ。本人曰く『魚みたいだけど』」
「魚ですか?」
「まあ、詳しくは本人から聞いてよ」
「うぉっほっほっほ。わかりました。楽しみですよ」

本日の登場人物

ミミ金井。「今日も48かい?」「そう、いきたいですね」

粕谷君。「リールも直ったし」「はい。おかげさまで」「じゃあ今日は、前の方にびゅんびゅん投げていいから」
 

加藤ペーヨン。「よう!初めてだね、こっちの船」「はい。お手柔らかにお願いします」

山田君。「うぉっほっほっほ。加藤君、待ってたよ」「なんですか、いきなり」「うぉっほっほっほ。ゆっくりね、その話は」

私。「まあ2人でわいわいやっててよ」「社長も参加してくださいよ」「やだよ。そんなエロ話」

「金井君、上行くでしょ?」
「いいですか?」
「全然OK牧場」
「あひゃひゃひゃひゃ。なんすかそれ」
「なにそんなにうけちゃうの?ペー」
「いまどき、だって言わないですよ」
「いいんだよ。年寄りだから」
「あ、はい」
「じゃあ、こっち3人は下りで」

「あ、出た。けど、ちっちゃい」

「釣れればOKじゃない」

「今年はこの山田ワンドも絶不調だね」
「はい。全くですよ」
「じゃあ、もっと下流行ってみるか」

「下流はアタリ3回あったけど。ちっちゃいね。全然のらないし。ルアーひっくり返されただけだったし」
「ええ。それに寒くないですか?」
「メチャクチャ寒い。風びゅんびゅんだからね。俺なんかグローブもしてるし」
「社長。ず〜っと上流行ってみませんか?」
「了解」

「魚が小さいときにはこれだよ。トレジュ」
パコンパコン。ガバッ!
「おっ!?出た。やり気満々のヤツ」
「凄かったですね、出方が」
「何cmかな?」
「え〜34cmです」
「じゃあ、あとはお2人さんに任せるから」

「加藤です。やっと出番が来ました」
「待ってたよ、加藤君。いろいろ聞きたいことがあったからね」
「はいはいはいはい。何ですか?」
「あのね、『はい』は1回でいいから」
「あ、はいはいはい」
バシッ!
「イテ。すいません」
「で、どうなの?加藤君」
「はい!?」
「『はい!?』って、ねえ加藤君。あっちの方だよ」
「あ〜もうじれったいね。ペー、彼女いるだろ。
迎えに行ったあと、何をしたか山田君は聞きたいわけだ」
「あ〜それですか。普通に過ごしてます」
「『普通』じゃねえだろ。『魚がなんとか』って言ってたじゃん」
「え!?ええ。これって、全国放送ですよね」
「いや。世界中だけど」
「いやあ。それは恥ずかしいな」
「大丈夫だよ。一部のマニアックなヤツしか見てないから」
「そうだよ、加藤君。率直に聞くけどさ、付ける派?付けない派?」
「え〜前者です」
「ほう〜意外に固いね」
「須田さんはどうなんですか?」
「自分的には…後者で溜めちゃう派だね」
「実はですね、相手が魚系なんで、つまんないちゃあつまんないで」
「ほう。ほう。で」
「瞬間に取って、かけたりするんですよ」
「え!?マジで。それは見過ぎだよ」
「あれ。山田君に言われてるし。ペー、俺も見過ぎだと思う。
何にも言わないの?彼女は」
「はい。そういうのは平気なんです」
「はー。いいね、若いコは。ありありで」
「社長、ソレガシとタイプは違うけど、変態レベルは一緒ですよ」
「だってよ。ペー」
「いや。全然普通だと思いますけど」
「何かまだありそうだね…」
「ええ。自分もそう思いますよ。加藤君、次回も頼むよ。続きを」
「あ。はいはいはいはい。わかりました」
バシッ!
「イテ。すいません」

あとがき
「金井君?釣れたの?え!?1匹釣った。寒いからあがるから」
「何だって?」
「すぐ戻ってくるそうですよ」
「カトちゃん、続き語る?」
「いえ。次回で」
「加藤君、いっぱい仕込んで来てよ」
「そうだよ。世界中の人が楽しみにしてるから」
「マジですか」
「はい。マジです。いよいよ来週は、年に一度のお楽しみ、八郎合宿です。ねえ、山田君」
「うぉっほっほっほ。加藤君は行かないのかな?」
「はい。仕事で」
「そう。残念だね。その間にしっかり貯めておくようにね」
「あ。はいはいはいはい。わかりました」
バシッ!
「イテ。すいません。いつも怒られるですよ、マネージャーに」
「あ、濁り目のジャーマネ?」
「え!?あ、はい。濁り目というか黒目が多いというか」
「そのジャーマネは行きませんが、来週をお楽しみに〜」


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