連荘だよ in 鬼牧川(2010.05.18)

「柳澤です。明日は何時ですか?」
「よっ!お疲れ。現地に4時だから、そのつもりで来てね」
「うぉっほっほっほ、柳澤君」
「あれ!?何で須田さんがいるんですか?」
「うぉっほっほっほ。暇だからね。365日。そんなことより、お姉さん看護婦さんなんだって」
「ええ。今は看護士ですけど」
「あ。本物なのね」
「スてんぐ山田、そりゃ違うだろ。勝手に妄想するなよ」
「こりゃあ失敬。ほんとは知ってました。お姉さんの同僚はどうなの?」
「『どうなの』って何ですか?」
「その…年の頃とか、お姿とか…」
「あ〜俺は知ってるで。一緒にスノーボード行ったから」
「あ、そうですよ。須田さんもスノーボードやればいいんですよ。そうすれば、一緒に行けますから」
「あ。そ、それは」
「じゃあ明日お願いしま〜す」

本日の登場人物

ヤナギ。「昨日は釣れたんですね。でかいじゃないですか」「小さい人もいたよ」

山田君。「社長、自分のことですか?」「他に誰がいるの」「ええ。まあ。そうですね」

私。「柳澤君、前で好きなようにやっていいから」「あ、いいんですか」「いいよ。2番目はスてんぐ山田だから。きっと寝てるから」「うぉっほっほっほっほ。眠いです」

「一瞬下がって、そのあと上りでいいですか?」
「いいとも青年隊」
「青年隊とは言いがたいですね」
「じゃあ、いいとも壮年隊」
「う〜ん。壮年と言われるには、ちょっと難ありなんですが」
「いいじゃん。スてんぐなんだから」
「社長。わけわかんないですけど」
「あ、出た。釣れた」

「柳澤君。ずいぶん冷静だね。ねえ社長?」
「そうだね。山田君とはえらい違いだよ。
なんと言ってもスてんぐだから」
「社長、意味わかんないです。
冷静ですねって聞いているんですけど」
「はい。そのとおり」
「あれ!?そんだけですか。柳澤君、サイズは?ルアーは?」
「え〜37cm。自作トンボです」

「俺は投げたのも知らなかったよ」
「社長は一心不乱に飯食ってましたよ」
「そんなことねえよ。今日はこれで釣るから」
「何ですか?あ、オリザラですね。しかもリペイント」
「左様。クリアチャートにファイアーパターンと聞けば、かっこいい」
「ええ。そうですね」
「実際はC級の仕上がりだね」
「あれ?アイが前に付いていますね」
「おっ!気が付いたね。純正は下にアイが付いていて、
回収時にぐりんぐりん回っちゃうんだよね」
「あ、それでアイを前にしたわけですね。元々穴も開いているし」
「そういうこと。動きは変わらないし、
回収時には水面直下をまっすぐ来るんで、釣れそう」
「ファーストモデルは、アイが前でしたよね?」
「はい。セカンドまでは。
サード、つまりオリザラから下に付いたわけ。
動き出しが早くなるということだと思うんだけど」
「前にしても変わらないと」
「ほい。ま、塗ったせいもあるかな、ちょっと重くなったし」
「…あ〜そうですか」
「寝ろよ、聞いてないんだから。さっさと」
「あ、失礼しました。寝るから」

あとがき
「あ〜良く寝た。2回も寝ちゃったよ」
「だから、自慢のオリザラでも釣れないんですよ」
「そういうスてんぐ山田君はどうなの?」
「うぉっほっほっほ。2回も寝ましたよ」
「俺以上に寝てたよ。ヤナギは大したもんだね。若いから?」
「ええ。お2人よりは。というか、初日なんで」
「じゃあ、明日は大変だ」
「はい。金井さんいますから、大丈夫です。グリップはどうですか?」
「あ〜折れなかったね。前のはいじったのが、悪かったみたい」
「次からは、元に戻します?」
「そうだね。次はどこかね?」
「それは明日次第で決めますか?」
「うぉっほっほっほ。ここがいいですね」
「あ〜それは金井君とスてんぐ山田君が相談だね」
「わかりました。金井君、ここだから」
「来週をお楽しみに〜」


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