ガオー in 鬼牧川(2009.10.31)
「もしもし、宇佐美です」
「は!?どちらの?」
「ガォ!」
「おう、そうか、そういう名前だったよね」
「ひどいですね、相変わらず」
「いやいや。親しみを込めて、敢えてそう呼んでるだけじゃないの」
「はい。分かってますよ」
「もしかして、釣り?」
「はい。是非。土曜日に」
「了〜解。5時30出船だから、そのつもりで来てね」
「ガオ!」
本日の登場人物
レッド(キング)宇佐美。「釣行記見て、どきどきしてたんですよ」「何で?」「釣れてるじゃないですか」「そりゃあ人によるよ」「大丈夫です。修行積みましたから」 |
私。「今日も厳しくいくから」「ガォ」 |
「どっち行こうか?」
「お勧めは?」
「上じゃないの?」
「じゃあ下で」
「いいの?そのコースは俺のコースだよ」
「え!?じゃあ小物ですか?」
「シュワッチ」
「ほら〜やっぱり小物だよ。29cm」
「出方は良かったですよね。吸い込みで」
「流石、伊東先生のGiant DOG−X」
「持ってません」
「だろうな。怪獣だもん」
「ヒドイ!」
「そうだね、ちょっとひどすぎ」 |
あとがき
「どうだった?」
「厳しかったっす。でも楽しかったっす」
「じゃ、良かったじゃん。ノーバイトでも」
「い〜え。それは」
「理由はわかるでしょ」
「はい、キャスティング能力です」
「そこなんだよ。言われたときはできても、すぐ元に戻るでしょ」
「はい。ぽよよ〜んキャストになってました」
「そう。だから入らない。何もないとこならそれで構わないんだけど。風とかあったら流されちゃうし」
「そうですよね。やっぱりライナーですよね」
「問題は、ライナーなんだよ。『ライナーで投げろ』っていうと、力むでしょ」
「はい。メチャクチャ」
「大事なことは脱力。それに尽きる」
「はい、忘れず。また来年お願いします」
「え!?来年なの?まだ行けるよ」
「いえ、来年でお願いします」
「あ、そっか。寒くなると冬眠なんだね〜」
「しません」
「じゃあ、M78星雲に帰るか。シュワッチ」
「ガオガオ〜(冬眠します)」
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