管釣り in 加賀フィッシング(2009.10.13)

「大活躍だったね、柳澤君。お疲れでした」
「はい、それなりに。あしたはどうなりますか?」
「決まってるじゃん、毎年の事だし、加賀フィッシング。御大的にはこっちの方が楽しみクサい」
「エエッ〜!そうなんですか〜?毎年ちっともつれないのに!?」
「なぁ〜、そう思うだろ。それでも、こっちクサいんだな」
「今年はイけるんじゃないですか、6回目ですから?」
「だといいけど。時に、何人かね?」
「7人ですね」
「う〜んと、ヤナギ、大下さん、矢嶋君、矢島兄ぃ、オレ、ソレガシで、御大か。アレ、金井裏隊長は?」
「仕事になっちゃいました、残念ながら」
「さみしいね。年々こっちの部は人が減っちゃってさ」
「平日ですから、なかなか難しいですよ。それに、全然釣れないですし」
「否!御大、『秘策が有るって!』言ってた。今年は違うらしい」
「またですか〜、きのうもそんな事言ってましたけど、ノーバイトですよ」
「ま〜ね〜、きのうの事は忘れて、きょうにインスパイヤーだってよ」
「なんで英語なんですか、訳わかんないですよ」
「入魂!ってことらしい、『球根』ではないンだな」
「メチャメチャ、親父ギャグですけど」
「いいんだよ、親父だし。オレ的には、帰りのラーメンの方にインスパイヤー!」
「…ボチボチ、行ってみましょう」

「よっ、ソレガシ釣れたの?」
「はいっ、社長とは違いますから。しっかり準備してしてきました」
「どれどれ、なんだよ、去年のマンマじゃん。『ソレトンボ』だろ?」
「イロが違うから」

「今年こそ、ドカンは死守するぞ、矢嶋君」
「ハイ、大下さん。でも、自分は今年から参加なんで…、大事なんですか?」

「あ〜!なによりも大事だから、後はたのむよ」
「えっ!ヤナギさんはどちらへ?」

「おはようございます」
「よ〜、マル公さん、オハヨー。おっ!一緒かい」
「お久しぶりです、社長」
「ヤァ〜、いらっしゃい。ご無沙汰」
「どう?ソレガシ、美しい光景じゃん」
「ホントにそう思ってる、社長。違う事考えてない?」
「ドキっ。ソレガシと同じ事考えてた」

「ドカンは釣れますよ。社長もこっちに来れば?」

「否、オレはこの石がスキなの!ほら〜釣れたシ」
「『石の上にも三年』ですか」

「シブいのに、矢島兄ぃはソコソコ釣ってます。流石!」
「はい、コマメなルアーローテーションと、釣り易い魚を見つけてます」
「な〜るほど」

「ポツポツは釣れます。なので、死守するのがきびしいです、大下さん」
「あ〜、ダメダメ絶対守れよ!!矢嶋君」

「どうですか?御大は?」
「きのう並みにシブいよ」
「秘策はいかがで?」
「秘策1号は、デカイのに取られちゃって…今思案中」
「今!?…ですか」

やんちゃな息子と釣りにきた、
親父と近所のおじさん…的なスリーショット
「…に、見えるけど?ソレガシ」
「そりゃ社長の事だろ、ねぇ御大?」
「そうそう、そのとうり!」

あとがき
「いや〜、シブかったね、皆の衆」
「はい。社長は何匹釣りました?」
「そう言うヤナギはどうよ」
「仮面ライダーです」
「…!?『とぉ〜』ってやつ?」
「あたり!10匹。よくわかりましたね、見てました?」
「全然。その頃は見る年じゃなかったよ。そこだけ知ってた」
「で、何匹?」
「あ〜、一匹2000円」
「ダサ。あっ!合わせ切れ、何回もしてたのが効きましたね」
「びっくりだよ。朝、新しいリーダー結んだのにさ。六連ちゃんで切れた」
「じゃ、ティペットが古いとか?」
「かな?っと思って、売店で買って結んでみた」
「でも切れてましたよね?」
「はい、ご明察。よくよく見たら、リーダーが切れてた」
「リーダーがダメってこと?」
「卓球!」
「ピンポ〜ン。正解って事です、みなさん。社長に付き合ってると、オヤジ化しそうなので、矢嶋君は?」
「はい、楽しかったです。天気も良くて、ピクニック的でした」
「イイネェ、若い子は〜。聞きましたぁ、社長。ピクニックですよ」
「あぁ、聞こえたよ、遠足みてぇなんだろ」
「聞くんじゃなかった。兄ぃはどうでした?」
「シブかったよ、去年以上に。15匹だもの」
「イヤイヤ、流石です。社長とは違います」
「流石と書いて、『リュウセキ』じゃないんだから、こまっちゃうよ日本語は。な、ソレガシ?」
「そうそう『リンダこまっちゃう』って、言わせたいんだろ、このオヤジ!!」
「あっりがとうございま〜す。さっすが同年代、ネッ御大」
「イヤイヤ、一緒にしないでよ、お二人と。僕は矢嶋君並だよ〜」
「何が?矢嶋君並みなんだか、わかりませんが、釣果はいかがでしたか?藤田さん」
「楽しかったよ〜!柳澤君」
「それは良かったです。で、おいくつ?」
「50いくつ…かな?」
「またですか?年は聞いてませんから」
「あ、オレ聞いたよ、一匹4000円だって」
「違う違う!社長、何言ってるの」
「!そうでした。ルアー取られちゃったから、さらに倍!でしたね」
「マジですか!?藤田さんのルアーだったら、自分がマスになったのに〜」
「だ、そうですよ、御大。ホント申し訳なかったです、連日シブシブで」
「ナニ言ってるの、去年に比べたら、全然」
「それって天気だけでしょ。ザァザァ降りでしたから、去年は」
「ははは、その前もでしたよ、社長」
「そうだったよな、ヤナギ。『雨男は御大だ』と、まとまったところで、ぼちぼち行きますか、大下さん?」
「おぉ、らーめんですね〜。いいっすねぇ、場所は去年と同じとこでしょ」
「もちろん!旦那いないから、パンチの欠けたとこじゃない、『共栄らーめん』さんで」
「じゃ、藤田さん三日にわたり、ホントありがとうございました。らーめんを社長がごちそうするそうなので」
「まて〜!そんな事は言ってないけど、そんな気がしてた。じゃ〜また来年〜ん」


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