第3回水面狂会チャリティ親睦会(2009.10.12)

「どうも、柳澤です。『今年は無い!』との噂を聞きつけ、社長に聞いたら『オレは単なる留守番だよ、旦那とジャーマネに聞け!』って言われましたよ、金井さん」
「俺も西牧の旦那に聞いたよ…」
「聞いたら?で?」
「『やんないんじゃない』って、言ってた」
「エッ〜!やりましょうよ、社長に頼んで〜」
「ジャーマネはどうなんだよ」
「やる!って決まれば、絶対来ますよ」
「そうだな、絶対来る」
「相談してきますよ、社長に」
「『オレも出せ!』言うかもよ」
「大丈夫です、大役がありますから」
「あはははは、大役ね、たしかに」

「というわけで、みんな楽しみにしてるんですけど、社長」
「そりゃぁそうだろうな。こん時しか会えない人も多いしよ。ソレガシも山田クンも『ヤレ!ヤレ!』言ってたよ」
「じゃ、決まりですね、『やる』で」
「ミミ先輩と柳澤君の二人で仕切っちゃえよ、みんな手伝ってくれるだろ?」
「エッ〜!二人でですか〜。じぁ、重鎮三人に話してくださいよ」
「なにを?」
「色々です」
「なんだよ?下準備か、『しおり』とか賞品とかの?」
「それそれ。『勝者の証』的な物ですけど」
「あいよ。手強いねあの三人は、重鎮なんだろ」
「お願いしますよ」
「ほいほい。話してきますよ」

「言ってきたよ、ヤナギ」
「どうでした?」
「勝者がやれって言ってたよ。勝者はヤナギだろ?」
「自分は一昨年の、ですけど。金井さんは2位でした」
「話したよ、それも、『勝者には違いない、2位は手伝え』だって。表隊長と裏隊長だな」
「はははは、解りました。頼みますよ社長!」
「ナンでオレなの?重鎮三人組だろ!」
「色々ですよ」

「社長、いよいよですよ、しおりも出来たし」
「出来た!ってったって、間違ってんじゃん名前とか」
「あれっ、ヤバイですね」
「名前、間違えちゃだめだよ、手直し手直し」
「正に手作りですね」
「そう、毎回ね。よし、完了〜か?」
「ハイ、完璧です。金井さん、須田さん、矢嶋くんお疲れです。現場でもお願いしまっす!」
「この詰めた物が誰に行くのかは、御大次第なわけかい?」
「そうです、総て御大にかかってます」
「楽しみだね〜」
「エエ、みんなは」
「『みんなは』ってなんだよ、意味深じゃん?」
「イエ、別に。じゃ現地で」

第一部 水面狂会杯
準備篇
午前5時30分、集合。

「え〜、おはようございます。
心配された台風も去り、いい天気になりそうです。
みなさん事故無く、大いに楽しみましょう。
で、参加費と気持ち募金をお願いします。
ステッカーも忘れず貰ってくださ〜い」

「はい、出船順のくじ引きしま〜す。18艇が5分おきで出るから、最後の艇は7時過ぎです。強運はだれかな〜」
「去年最後だった高柳さん組からどうぞ。ハイ、微妙な12番目です」
……
「お〜っと井野さん1番を引きました!」
「ナ、ナ、なんと、ここ一番で抜群の引き魅せる旦那、御大組3番手です」
……
「17番目箭竹さん、稲見さん組」
「どんじりの18番はムッシュ高橋さん、遠藤さん組に決定で〜す」
「金井さん、スイマセン。自分は1番出なんで、後はお願いします」
「マジで〜、いいなぁヤナギ。社長に働いてもらうから、っていうか、みんな率先して手伝ってくれてるんで、心配無し」

「御大、なかなか結果が出ませんが?」
「なに言ってるの、2位が一回有るよ!」
「こりゃ失礼しました。この親睦会は勝者の他は全員敗者ですから」
「去年その敗者にもなりました!」
「真の敗者!おかげで盛り上がりました。今年もいかがですか?」
「なに言ってるの。今年は秘策があるし、ガイドは旦那吉郎さんでしょう。出船も3番目、『勝者の証』いただきです」
「なるほど、『敗者の証』とペアというわけですか。若干ギラギラ光線が出ている藤田御大でした」

午前6時、大会開始。


「通算六回目共なると手慣れたもんですネ、社長!その調子で手伝ってくださ〜い」『任せなよ』

初代王座の矢野君、初参加の笠原君組。「どう?」『部長艇、速いです』『天気いいでぇ〜す』

「金井さん、フミさんと組んで、あちこち釣り以外も…?」『なんだよヤナギ、釣りだけだよ』『変なこと言うなよ』

海老沼さん、矢島アニィ組。「海老沼さんご無沙汰です、ハーフパイプ教えてください。アニィに代わって哲さんも来ますから〜」『はい、子育てが…』『哲は冬のイメトレしてますよ、毎日』

荒井さんと鎌田さん。「アレっ!大下さんは?」『寝てます』『あそこで』「困りますね〜大下さん。しっかりガイドしてくれないと」

『天気、良過ぎだよ。睡魔がァ…』

岩田さんご夫妻 + 部長組。「操船に徹してください、部長」『否!ヤナギ二連覇する』

二代目王座の新藤さん、可瀬さん、杉森さん組。「どうですか?」『優勝を決めた場所なんだけど』『何もないです』『全くです』

岩田さん。「やっちゃいましたか」『はい、やっちゃいました』

岩田さんの奥方。「部長操船で大丈夫ですか?」『はい。よく蛇行してましたけど』

古宮先輩と内海さん組。「いかがですか〜?」『はい、異常なし』『いい天気です』

箭竹さん、稲見さん組。「どんな感じですか?」『目標ワンバイト!』『川にも慣れてきました』

畑野さん、中村さん組。「どうですか?」『何もないです』『こっちもです』

空さん、野口さん組。「初参加ですよね?」『はい、楽しめました』『なかなか釣れないです』

旦那、御大組。「結果はどうですか?」『・・・・』『予定では、早々に釣って、去年のマスク姿で凱旋するはずが…』

ゲスト?パーマネントヴァケーションの松田さんと宇佐見レッド…さん。 「すいません、社長のお守りで」『いえ、社長は寝てばっかりでしたから』『毒吐かれなくて良かったです』

釣られたバス篇

9:15
井野さん、35cm。
ルアーは、自作ピロリン。
「凄い!」
10:37
稲見さん、37cm。
「ルアーは、何ですか?」
「ダーターです」

給食タイム篇
ホカ弁とお茶付きで、小学校の運動会のノリ。

『表隊長、相澤さんがレジャーシート提供してくれたよ』
「ありがとうございます、相澤さん。みなさ〜ん集まってくださ〜い」
「今年もナンかあるんですか?社長」
『あるよ〜裏隊長。メニューは違うけど、仕掛けは一緒、去年と』
「アタリわかってます?」
『あ〜、お姉さんに教えてもらったけど』
「『けど』ってナンですか?」
『アイス食いながら運転して、急ブレーキ踏んだら、わかんなくなっちゃった』

「弁当で大アタリはEDWIN新井さん。
大アタリは良く見るとおかずがない。
ご飯の下におかずがあるというネタです」
「どうですか?」
「大当たりはご飯の量が多いね。苦しい!」
「え〜そんだけ!?」
「大当たり賞は、ネコの被り物とサムライ傘です」
「サムライというよりニンジャだね」

表彰式篇

「エ〜、今年も厳しい中、お二人が釣ってきました。
で、王座は稲見さんです!!」
「おめでとうございます。稲見さん」
『ありがとうございます。でも、僕はゲストなんで辞退します』
「いやいや辞退なんかさせないよ。今年はこれだ!」
『えっ〜社長!勝者なのにこれ〜!』
「そうだよ、稲見君。辞退なんか生意気だよ!」
「アハハハ、ほら〜、御大もあ〜言ってくれてるし。なかば本気っぽいけどサ。
今年はゴールドのグレートキン肉マン。なんと言っても『勝者』だから」
「アハハハ、マスクの提供は今年も山田クンです」
『ア〜柳澤君くん、ヤマダじゃなくて須田だから、間違わないように』
「いいのいいの、聞き流してください」

「続いて準優勝は井野さんです!
今年も二番で。惜しかったです」
『まぁ、こんなもんです』

皆さんお待ちかねの抽選会篇
御大がくじを引き、配ってあるしおりの番号を持つ人がアタリ。
最後に引かれた人が本日のイケテナイ奴。




1番くじは荒井さん。

2番くじは矢島アニィ。

3番くじはフミさん。

4番くじは笠原君。

5番くじは空さん。

6番くじは岩田さん奥方。

7番くじは高柳さん。

8番くじは岩田さん。

9番くじは藤江さん。

10番くじは鎌田さん。

11番くじは関根さん。

12番くじは相澤さん。

13番くじは支部長箭竹さん。

14番くじは山田さん。

15番くじは野口さん。

16番くじは杉森さん。

17番くじは古宮さん。

18番くじは遠藤さん。

19番くじは新藤さん。

20番くじは稲見さん。

21番くじはEDWIN新井さん。

22番くじは大下さん。

23番くじは大谷さん。

24番くじは金井さん。

25番くじは社長。

26番くじは内海さん。

27番くじは矢野君。

28番くじはまる公荒井さん。

29番くじは藤田御大。

30番くじは俺、柳澤です。

31番くじは西牧さん。

32番くじは稲村さん。「家庭の事情により急遽不参加なので、得意の合成ヨロシクです、部長」「まかせなよ」

33番くじは可瀬さん。

34番くじはソレガシ西村さん。

35番くじは矢嶋君。

36番くじは海老沼さん。

37番くじは井野さん。

38番くじは畑野さん。

39番くじは中村さん。

40番くじはムッシュ高橋さん。
激闘を制し、今年の栄えある敗者はナント部長。
「去年の優勝に続いて、今年も凄いですね」
「全くね。これも御大の指運のおかげかな!?」
「敗者は、シルバーマンでガウンとネクタイ付き。マスクの提供は山田クンです」
「ア〜柳澤君くん、ヤマダじゃなくて須田だから」
記念撮影。
「来年は、部長がマスク姿で凱旋だよ」
「え!そうなんですか、藤田御大」
「そりゃそうだよ。僕は今年でお役御免だから」
「…」

第二部 キャスティング大会
的は12m先のバケツ。
練習2投。本番は3投して数多く入れた人が決勝進出。
「で、その決勝は難しくしたんでしょ?社長」
「そ。シューティングスタイルと云うなら、この方が良いだろ?」
「あの幕がオーバーハングのわけですか。その奥にある洗面器がポイントってことですね?」
「そのとうり。ソレガシの意見を考慮して再現さ」
「幕に何か貼ってありますけど」
「『イロっぽいの』だってソレガシが言うから、『レディーもいらっしゃるのに』って切り返したんだよ」
「で?」
「『映倫の許可済み』だってさ」
「アハハハ、社長じゃないですかアレ。イロはイロでも色物的ですか」
「やめてよ、山田クンじゃないんだから」
『あ〜、社長。須田です、ヤマダじゃなくて。それにそういった趣味は無いですから』
「無視、無視。むずかしいよこれは。幕の下は60cmで、的は30cm奥にさげてある」

予選中








「予選結果をお知らせします。1回命中の方が6人です。
エ〜、ソレガシさん、中村さん、可瀬さん、松田さん、社長に自分柳澤です。
早速決勝戦をやります、『シューティングスタイル養成マシーン』の前に来てください」
「ヤナギ惜しかったね。擦ってたのに」
「ええ、そう言う社長もですけど」
「まったく。自信満々が裏目でリキんじゃったよ」
「最後はバックラッシュッで、良いオチでした」
「な〜、カッチョエ〜かったろ」



「最終決戦は可瀬さんと松田さんのお二人です。サドンデスゲームになります」
「ヤナギ見ろよ、相当緊張してるよ」
「ティップの揺れっぷりがスゴイです、金井さん」
「お〜!!入れたよ」
「はい!優勝は松田さんで〜す。盛大な拍手〜」
「あの〜柳澤君、利き手じゃなく左投げで入れたオレには?」
「あ〜特にありませんけど、社長」


ナイスキャスト賞は松田さん。
賞品は5500D。副賞は赤鬼。

記念撮影篇


「今年も無事終了で〜す。みなさんのご協力に感謝いたしまッスる。
最後になりましたが、毎年遠方よりお越し願っています、藤田御大、稲見さん、
そして実家は遠いゾ、杉森さんのお三方、本当にありがとうございました。
じゃ社長、最後に一言」
「オレ?あ〜そうだ!今年はおめでたい事が重なりました。
西牧さん、藤江さん、部長、そして荒井さん、実におめでたい?のはず。
では、方々の門出を祝うと共に、皆々様の良き事を祈念し、行くぞ!万歳三唱」
「万歳ぁ〜い!ばんざぁ〜い!バンザァ〜イ!ではまた、再見」
無事、終了。

おまけ篇

上、敗者の証。
下、勝者の証。

あとがき
「終りましたね社長、無事に」
「あ〜、良かったよ。金井君も柳澤君もお疲れでした」
「今年も盛り上がりましたね、釣り的にはイマイチでしたけど」
「まったくもってそのとうりだよ、金井君。今まで以上かな?釣れないというのも」
「ええ、そんな気がしますよ。みんな慣れてきたんですかね?」
「そうだね、それもある」
「ひとえに人柄じゃないですか、みんなの」
「あれっ!ヤナギ、良いとこ取りじゃん、オレが言おうと思ってたら」
「ハハハ、そんな気がしたんで、お先です」
「準備はソコソコ大変だけど、現場に来ちゃうと、みんなの動きは軽いから良いよね」
「はい。時に社長、次回もこの調子で続きますから」
「来年かい、オレはダメなんだよ、体育の日」
「アッ!結婚式、娘さんの」
「ちがう!娘はぜんぜん。姪だよ、メイ。メイ牛山さんじゃないから」
「またその人ですか、ハリウッド化粧品でしたっけ」
「えらいぞ、ヤナギ。よく覚えてた」
「何回も聞いてますから…」
「なんで、オレは不参加。留守居役は無しになっちゃうな」
「社長いないとマズいでしょう、他の日にしようぜ、ヤナギ」
「金井さんも、あ〜言ってますし、日を変えましょう。まだ1年有りますから。じっくりと」
「おお、スマンね、お二人さん。あっ!他に留守番いないから?」
「バレバレですか。この場を借りて、『来年は『体育の日』ではありませんヨ、みなさ〜ん』です」
「さて、オレ達もあと4回だよ、船の釣りは」
「いつものMVPレースはどうでしたっけ?」
「これがデッドヒート。オレ5勝、金井君、ヤナギが4勝づつで、矢嶋君が3勝だよ」
「ヤバイ、だれにもチャンスあり!」
「金井君の連覇は阻止しますよ」
「賞品は、『旦那んちの工房から好きな物』って事にするか」
「絶対無理ですね、入れてくれないですから」
「じゃ、大下さんちで」
「それも無理です、ナンにも無いですから」
「よし!『山田クンと行くイロっぽい町巡り編』ってのはどう?」
「それは、矢嶋君で」
「な〜るほど、じゃぁ宿題って事で」
「ハイ、来週をお楽しみに〜」
「おいおいヤナギ、あしたも有るよ。管釣り」
「そうでした。また、あした〜」

追伸
「柳澤君、募金送ってきたよ。佐用町に」
「早いですね、おいくらですか?ちなみに」
「¥52,930送った」
「多くないですか?」
「募金分と参加費からも入れたかね」
「それはそれは、毎回すみません」
「なんの、ナンノ、南…」
「野陽子ですね、聞き飽きました」
「じゃ次回は新ネタで」


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