『下見かよ』in どこだっけ?柳澤君2009.10.05)

「もしも〜し柳澤君こんちわ。5日なんだけど」
「あっ、社長どうも。下見ですよ、下見」
「やっぱり?」
「なんスか、不満ですかぁ?」
「いやいや不満では、ないんだけどね。違うとこはどうかなぁ…なんて」
「だめです!金井さんに怒られますよ」
「だよね。オレの場合、下見しても無駄じゃない、だから、もしよろしければ的な、前向きな、建設的な意見を、遺憾なく発揮してだね、つまりだなぁ…」
「あ〜、ナニ訳のわかんない事言ってんですか、ダメダメ、難しい言葉使ってもだまされませんよ!」
「ハッ、解っかりました。5時半かい現地に?」
「ですね。今季不動の面子ですか?」
「イヤ、山田クンが野暮用で不参加だけど、ツンツンされてる矢嶋君は来るよ。もう一人は哲アニィだよ」
「全員下見じゃないですか!」
「4人だろ、オレは違うじゃん」
「オカッパリの下見ですよ。なんなら当日は渡船してもらっても、良いんじゃないですかぁ」
「おっ、いいねぇ渡船。次から次への渡船で最上流まで…ってかぁ!」
「あ〜、だめだめ対岸までですよ。基本、留守居役ですから」
「そうきたか。ま、慣れてるからいいけどさ。じゃ、5時半に」
「お願いしま〜す」

本日の登場人物

哲アニィ:「今季登場が少ないですが?」「何かと忙しくて」「もうひと月もしたら、哲ちゃんと交代ですね」「はい、一年は早いです」

矢嶋君。「いよいよ来週だね?」「ハイ、初参加です」「イケんじゃない?」「いえ、参加だけで」

私。「未だ40超えは1匹なんだけど」「来週大役を果たせばご褒美が有りますよ」

ヤナギ。「社長、先週コメントが無かったんですけど」「スマン。全く浮かばなかった」「サボってたから、忘れちゃたんでしょ」

ミミ金井。「自分のも無かった」「そうなんだよ、何があったか忘れたんで、後回しにしたら、その事すら忘れた」「ボケボケですね」

「寒いね、今日。どっちに行くの、上、下?」
「はい、寒いです。どうします金井さん?」
「哲アニィはどうです?」
「いやぁ、全然解んないんで、まかせるよ」
「矢嶋君は?」
「ハイ、寒いです」
「いや、いや、いや、いや、そうじゃなくって」
「あっ、ヤナギさんにお任せします」
「あ〜、下、下行きましょ金井さん」
「社長達は上でお願いします」
「あいよ、ミミ先輩」

「あっ、釣れたヤナギ」
「小ッチェ〜けど、いいなぁ」

「あっ、ヤナギまた釣れた」
「デカっ!49cmもありますよ」
「ヤベ!ツキ使い果たした」

「金井さん、金井さん、釣れた、釣れた、網、網!!」
「なんだよヤナギ、社長みたいに抜いちゃえよ」
「いや、いや、いや、いや、デカイから!ほら〜45cm」
「ホントだ。ヤナギも終ったな」

「金井さん、ザリガニがいっぱいいますよ」
「チョット遊んでくか、ザリガニで」

「おっ、きました。かなり小さいですが」
「いや、先ずはそこからですよ。それにしても寒い」

「おっ、黒トンボ発見!」
「ッて事は、これか〜真っ黒ダブルスイッシャー。きた〜!」
「デカイですよ、アニィ。おお47cm。流石、オリジナルフィー達人」

「矢嶋君さぁ、ここ意外に釣れるんだよ」
「えぇっ、ここがですか?」
「そ、ここはさ1mくらい石が入って、
そこの切れ目でガボってのが、多いんだよ。
アニィのもそうだったろ」
「ハイ、言われてみれば」
「さ、卷いて、巻いて、ただ巻いてぇ、旦那的ぃ〜」
「イ、今、合羽着てるとこなんで」
ガボッ
「ほら〜釣れたじゃん。早く着て、巻いた方がいいよ」
「あ、ハイ」

「矢嶋君さぁ、卷いて巻いて穴場は終ったんだけど、今度こっち側よ」
「エッ、エッ〜!反対じゃないんですか?あっちのブッシュの方がどう見ても…」
「チッチッチッ、旦那にさんざんやられたんだよここで。
ここも下に色々入ってるから、水がこのくらいの時はこっちなんだよ」
「社長、それはバンブーですか?」
「そ。先週バラしたからね、今週こそこの訳あり竹竿と、ザラゴッサで」
スイースイースイ〜
「良く動きますねぇ」
「ねぇ、塗り重ねが効いて、水とのからみがよくなったみたい。竹竿も効いてるし」
ドバ〜ン!!
「出た!すんごい出方。うううデカイ、抜けないぃ」
「社長、おめでとうございます。今季最長42cmです」
「えっ、そんなもんなの太いのに残念〜」
「でも、バンブーにザラゴッサですよ」
「で、あった。メチャメチャ嬉しい」

「うぉ!また来た。こんどはえらく小さい」
「ハイ。23cmです。でもザラゴッサです」
「嬉しぃ!の3乗だよ、矢嶋君」
「ハイ、スゴい日です」

あとがき
「よう、お二人下見はどうよ?」
「釣りましたよ、二人とも。なので来週はダメですね」
「ははははは、じゃオレとオカッパる?」
「いえ、お断りします。多少の可能性はありますんで」
「いいねぇ、みんなは」
「社長も良かったじゃないですか、ザラゴッサにバンブーで2匹釣って?」
「そうなんだよ。ビックリさ、まさかねぇ〜」
「きょう社長はスゴかったですよ」
「なんで?矢嶋君」
「ハイ、右でバンブー使って、いつもの45LLは左で投げてました」
「マジでぇ〜?」
「ハイ。違和感無く。見てないとどっちか解んないくらいでした」
「両刀使い?」
「おいおい、それじゃぁ山田クンだよ」
「あはははは、須田さんですか?ヤバいね矢嶋君」
「イエ、その気はないんで。でもよくツンツン、ボディタッチはされてます」
「そうそう、よくやってる。ホントは自分がされたいんだよ、山田クンがさ」
「ハイ、試しに社長が言ってた、横腹をツン、って、やってみました」
「『ヒュウ〜!!』って、いわなかった?」
「ハイ、おもっいっきり言ってました」
「やっぱり。おっかし〜ンダよ、あのデカイ体で『横はやめて〜』って」
「あっはははは、笑っちゃいますね須田さん」
「だろ、金井君達もやってみなよ、おもしもいから」
「来週やってみます」
「でも、その後三倍返しがくるかもよ」
「大丈夫です、また横ツンしてやります」
「いいねいいね、オレもやろうっと。さて、いよいよだね、来週」
「はい、いよいよです。ヤナギと自分はたいへんです」
「社長、準備万端ですよね?」
「あ〜、やったよヤナギ。あんだけ言われたからさ。それよりどうなのさ、台風?」
「ヤバイっす、非常にヤバイっす」
「まったく、毎年毎年、必ず天気が悪い」
「あっ!社長」
「なんだよ、ヤナギ『雨男』って言いたいんだろ?」
「アタリ!」
「てめぇ!オレは留守番だよ。他にいるんだろ」
「えっ〜、だれ金井さん」
「なんで俺なんだよ。須田さんだよ、須田さん」
「須田さんかぁ〜、そうなんスか社長?」
「卓球!」
「…?アっ!ピンポ〜ン?」
「正解!来週をお楽しみにぃ〜」


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