初登場、俺が安井だ in メジャーリバー (2009.08.24)

「もしもし〜、ハネダクラフトの安井です。お世話になります」
「どうもどうも、安井さん。行けそう?」
「大丈夫です。川の状況はいかがですか?」
「ようやく落ち着きはじめたんだよ」
「じゃあ、是非参加させてください」
「モチロン。ときにどんな道具?竿とか」
「竿は5半です」
「5半?」
「え!ダメ?」
「ダメじゃないけど…ねえ。5.1ってのもあるんですけど」
「まあ、両方持ってきなよ」
「いいすっか?試してみたいんで」
「いいとも〜」

本日の登場人物

高柳。「久しぶりです。全然釣りできてません」「新婚だからね」

山田君。「先週は休みでした。釣りますよ」「そりゃあ無理だよ」

ミミ。「釣れてません」「俺もだよ」

矢嶋君。「今日は楽しみです」「安井さんに見せてやりなよ、川スタイル」

安井さん。「よろしくお願いします」「あんま期待しないでね。そうそう画像がなぜか残っていなかったので、画像を拝借しました」

私。「今日はガイドです」「おっ!いきなり今日は釣れない発言ですね、旦那的に言えば」

「またしても、水が多いね」
「情報では、もっと少ないはずでしたよね」
「う〜む。行ってみよう」
「そうですね。安井さんもやりたいだろうし」
「はい。やってみたいです」
「じゃあ、俺と安井さんと矢嶋君で、ちょい下りのそのあと上り」
「わかりました」

「おっ、出た。いきなり来たね。さわりもしなかったから、安井さん投げてみてよ」
「え!いいっすか?」
「安井さん、うまいね」
「いやぁ〜。社長や矢嶋君みたいなキャスティングは無理なんで」
「いやいや。そんなこと言いつつ、あのキャスティングやリカバリーは相当やっていないとできない」
「は〜。釣りは行ってますね。最近、釣りに行かない釣具屋さんも増えましたけど」
「そうだね。ちなみに釣りは何?」
「雷魚が多いっすかね〜。あとはシーバスです。近いんで」
「シーバスか、久しくやってないな」
「え〜!そういうのもやるんですか?」
「そうよ、海は好きで結構行ってたよ。シイーラもシーバスも。あと渓流のフライね」
「え〜っ!フライっすか…」
「みんな言うんだよね。元はフライマンって言うと」
「はい、そんな印象は全くありません」
「たまに行くんだよね。ごく稀に」
「そうっすか〜」

「あそこで休憩するか」
「社長、俺もうダメっす。手首が痛くて」
「やっぱり。そのタックルじゃね〜」
「みなさん、平気なんですか?というか、これが普通なんですか?」
「通常業務。みんなもたぶん平気だと思うよ。ただ暑いから、疲れてるとは思う」
「みんな凄いです。これが川の釣りなんですか」
「いやいや、我々の川の釣りはこうなんだよね。俺の道具貸すよ。48Lってのを持って来たから」
「いいっすか。これなら何とかいけます」
「よし。寝るか」
「はい。そうしましょう」

「あ〜良く寝た。1時だよ。午後の部、行くか」
「行きましょう」
「お〜出た。来ました」
「ばらすなよ、ミミ」
「ばれました」
「しょうがねえなあ。いいなあ〜」

あとがき
「お疲れ様でした、安井さん」
「はい、ほんとに疲れました。指に水膨れが出来ました。初心者の頃みたいに」
「そう、大変だったね。400投以上はしてるから、なるかもね」
「なぜ、竿が短いか分かりました」
「わかった?じゃあ収穫あったじゃん。でもね、ただ短いだけじゃダメなんだよ。竿が曲がらないとね」
「はい。竿が曲がって、その反発でライナーでルアーが飛んでいく」
「そう、その通り。奥に入れればいいってもんじゃないけど、奥に入れることで手前でも釣れる」
「はい、関東ではそうですよね」
「もう来ない?」
「いやあ〜このままじゃあ終われないっすよ」
「次はもうちょっと条件がいいときにしようね」
「是非。他の皆さんはどうだったんですかね?」
「どうなの、金井君?」
「自分が1匹ばらして、高柳さんが1バイト」
「山田君は参加賞だろう?」
「うぉっほっほっほ。何言ってるんですか、社長。1回出ましたよ」
「そうなの?金井君?」
「ええ。出て、ルアーが消えるのを冷静に待って、大アワセ」
「おお!で?」
「はい、クラッチが切ったままで、大バックラッシュ」
「だっせぇ〜」
「その後、ラインたぐってました。魚付いてないかなって」
「付いてるわけないじゃん。アワセてないんだから」
「うぉっほっほっほ。惜しかったですよ。社長、安井さんはどうだったんですか?」
「うまいよ、山田君よりも遥かに」
「そんなにですか?」
「そんなにだよ。投げるのは慣れてないから仕方ないとして、可能な限り攻めてたし、何と言ってもリカバリの上手さ」
「ほう!どんな?」
「山田君もルアーがひっかかるでしょ。どんなに上手に対処しても、ナイロンラインだからピョンと多少は飛んじゃうよね」
「はい。安井さんはPEなんですか?」
「そう。PEラインの伸びない特性をうまく使って、ルアーをポトって落とすんだよ。で、ステイ。見事なもんだよ。ねえ安井さん」
「いやあ、皆さんみたいなキャスティングは無理なんで、自分のできることを確実にって思ってやってました。でも、疲れました。今までがヌル過ぎました」
「いやいや。ぬるくないよ。俺たちの川の釣りが特殊なんだけど、これがベストかなって思ってんだよね。名付けて『シューティング・スタイル』」
「うぉっほっほっほ。かっこいいじゃないですか」
「でも、なかなか釣れない」
「うぉっほっほっほ。また来週」


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