土砂降りだから in 小鮒川(2009.08.10)

「もしも〜し。安井さん?雨だね。しかも激しく」
「はい。いっぱい降ってます」
「どうします?無理に来て貰わなくても大丈夫だよ」
「え〜でも行くんでしょう?」
「行くよ。バカだからね」
「あはははは。それは一緒です」
「せっかく行くんだし、条件のいいときがいいよね」
「え!いいんですか、休んじゃって」
「大丈夫、大丈夫。皆には24日にずれたからって言っておくから」
「はい。じゃあ、それで」
「まあ、24日と言わず、毎週月曜日は必ずという位、釣りに行ってることだし、毎回来ればいいじゃん」
「あ、それは。24日次第ということで」
「そりゃあそうだ。じゃあ、24日来てくれるかな?」
「はい」
「バカヤロー。『いいとも』って言ってくれよ」
「あ、はい。いいとも」

「…というわけなんだよ、金井君」
「わかりました。大丈夫ですかね、川は?」
「う〜む、このまま降らなければ大丈夫」
「降りそうですけど」
「じゃあ、現場で考えよう」
「はい。じゃあ4時半で」
「あいよ」

本日の登場人物

ソレガシ。「席は空いている?」「山田君とならば」「アイツか…」

矢嶋君。「土砂降りだよ」「はい、大丈夫です。ゴアのカッパ買いました」

私。「俺のカッパはエントラントだけど、秘密の洗剤で洗ったから完璧だよ」「それ以来、雨降ってませんよね」「そうなんだよ。本日、その威力が発揮されるわけだ」

ヤナギ。「また雨ですよ」「雨男はヤナギだろ」「え〜!それは社長でしょう」「いやいや、今はヤナギだ」

ミミ金井。「今日もツライ1日になりそうですね」「まあ、それはいつものことだよ」

「おはよ〜皆の衆。帰る?」
「もう、ですか?」
「これじゃあね〜。これから、まだまだ増えるし」
「そうですね。危ないですよね」
「じゃあ、小鮒川に移動開始」

「なんとかできそうだね、矢嶋君。1艘出てるし」
「はい。この車は土曜日もいました」
「土曜日って、土曜日に来たの?」
「はい。いとこといろいろ回って、結局ここしか出来ませんでした」
「釣れたの?」
「はい。40半ばと30台が1匹づつ釣れました」
「お〜のってるね」
「いえ、それほどでも」
「今日も真ん中だから」
「うしろは西村さんですか?」
「そう。山田君、例によってドタキャンだから」

「あれ?あそこの唯一のオーバーハング、やらないの?」
「社長、どうぞ」
「よっしゃあ。じゃあ新作で」
ぴゅ〜ん。ちゃぽ。「完璧」
チャッチャッ。ガバ。
「お〜お。ナイスキャストにバイトがあったよ、山根さん」
「ちっちゃ。23cm」
「そんなインチキ臭いルアー使ってるから、ちっちゃいんだよ」
「失礼なこと言うなよ、ソレガシ。田辺さんの新作トレジュだよ」
「そのポッパーが?」
「そう。ガワは大きいけど、塗ってある部分は小さいというマジックルアー」
「それがインチキ臭いっつうの」
「いやいや。これはお腹側に塗りがしてあるけど、
スミスでもこんなの出してて、そいつは背中が塗ってある」
「あ〜。そういやあ、何回か前のときに投げてたね」
「そう。今度は腹だよ。腹で勝負」
「インチキ臭いのには変わりないよ」

「金井さん、釣れた釣れた」
「ルアー何?」
「ワイルドダンサー」
「凄いので釣ったじゃん?」
「いえ。放置だったんで、何でも良かったと思います。
でも、36ありますよ」

「いや、凄い降ってきたね。あたりも全然ないし」
「はい、相当船に水が溜まっていると思います」
「そこら辺までやったら、橋まで戻るから」
「はい。危ないですから、そうしましょう」
「って言ってたら、来た〜。今度はまあまあだよ」
「ルアーは何ですか?」
「先週も出方が良かったクワイエットファンクのTDBだよ。
お、37cm。立派立派ストリッパー」
「またオヤジギャグにもなってない」
「よ〜し、Uターンして全開」

「お、こっちも来た」
「金井さん、鬼巻き鬼巻き」
「34cm。ルアーは大吉違法改造ピロリン。
ヤナギ、雷鳴ってる。全開で戻れよ」
「はい、そうしましょ。社長達も戻ってるし」

「社長、この土砂降りの中、全開なのにそんな奥まで入れるの?」
「そりゃあ、船頭の特権だよ」
「あ!あ!西村さん」
「あ〜釣れてる。30cm。」
「結果、オーライ。ルアーは大好きなウッドスタンプのカエルね。
ラバーレッグ増えてるし。速攻で戻るよ」

あとがき
「酷い雨だったね」
「カッパの威力はどうだったんですか?」
「それが聞いてくれよ。5分でずぶ濡れ」
「そりゃあ、秘密の洗剤がダメってことなんですか?」
「ってことだろうね。か、カッパが限界か。4年目だからね」
「ってことはどうなっちゃうんですか?」
「捨てる」
「拾おうかな」
「それにしても皆釣れたね?こんな中」
「ほんとですよ。あ、ゴメン。社長、矢嶋君ノーバイトですけど」
「いいんじゃね〜たまには。ここんとこノリノリだし」
「はい。また次回頑張ります」
「社長のカッパは、4年目ですけど、自分のは先週買った奴です。でも、股が濡れてます」
「それはね、座ってると、股に水が溜まるんだよ。それがジッパーから染みて来るんだなぁ〜。なので、パンツをめいいっぱい上げるか、でかいジャケットを着るかだよ」
「なるほど。今の時期にちょうどいいサイズを買ってしまいました」
「あざース。2着目は当店で。ソレガシもカッパ洗ったんじゃないの。どうよ?」
「社長と同じ。カッパが新しい分だけマシだった」
「やっぱダメ?あの洗剤」
「それって、エバニューから出てる奴ですか。モンベルとかで売ってる」
「おっ、金井君も持ってるの?」
「いえ。高柳さんが使ってました」
「どうだって?ダメだろう?」
「いえ。絶賛してました」
ナニーの2乗!!
「じゃあオナ○ーかい?」
「なんでそうなるんだよ、ソレガシ」
「いやいや。ミミ、なんで絶賛なわけ?」
「2人とも使い方が間違っているんですよ。乾燥機に入れました?1時間位」
「いや、そんなものはウチにないんで」
「だから、ダメなんですよ。『焼付け塗装のような感じになる』って言ってました」
「じゃあドライヤーでもいいのかい?」
「はい。ただ、ビショビショの状態からやるので、乾燥機でも1時間かかるということは、ドライヤーでは1日位ですかね?」
「じゃあ、ソレガシに頼もう」
「何言ってるの。近所にコインランドリーあるでしょ。そこでやってくださいよ」
「なるほど。その手があったね。捨てるのはそれからにしよう」
「ときに来週、社長は奴隷旅行ですよね?」
「はい。みんな、土産でも期待しててよ。また那須だけどね」
「じゃあ17日までは皆でどっか行ってますよ」
「おっ、俺は24日から参加だから。安井さんと」
「いよいよですね」
「なんだよ。嬉しそうだね、ヤナギ」
「いやいやいやいや。それは金井さんです」
「な〜んだよ、ヤナギ。何で俺なんだよ」
「いえ。それはいろいろと」
「意味深だね。安井さんと一緒に乗るのは、俺と矢嶋君だから」
「はい。他は誰ですかね?」
「山田君じゃねえの?」
「おっ、久々です」
「じゃあ、再来週をお楽しみに〜」


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