行くぞ! in メジャーリバー(2009.07.06)

「よう、いらっしゃい。ソレガシ」
「暑いね。雨ばっかりだし。行くの?月曜日」
「行くよ。行かなきゃいけない理由もあるし」
「大変だね。こんな状況なのに」
「まあね〜。雨男だからさ」
「他の人はだれ?」
「ミミ先輩、矢嶋君、ヤナギに高柳君だよ」
「そう〜。僕も行こうかな」
「えっ!行くの?」
「休み、取るからさ」
「他の日の方がいいんじゃないの?何もこんな日に」
「そう仰らず、参加でお願いします」
「…だってよ、金井君」
「わかりました。現地に4時でいいですか?」
「いいよ。ツライ1日になるで」
「はい、それは毎回です」
「だよな。だから旦那も来ないんだろ」
「ええ、そうです。たぶん。あの〜山田君は?」
「ハローワークだよ。年だからね」
「何か資格とか持ってないんですかね?」
「あるよ。書道2段」
「それって〜微妙ですよね」
「ああ、か〜な〜り微妙、というか使い道がないという現実だね」
「そうですよね。誇る場所がない」
「その通り。誇っていいのに誇れない。あとは風俗ネタか」
「あ、それはダメですね」
「お!これは入社してからだよね」
「あははは。じゃあ現地で」

登場人物

ヤナギ。「八郎以来?」「はい。今日は同船ですね」「任せたよ、操船は」

ミスターX。「ご飯食べないの?」「いえ、ちょっと病が」

私。「先週も釣れず、今週はどうかな?」「ヤバイっす」

金井君。「今日も長い1日になりそうですね」「その通り」

矢嶋君。「先週は暑かったです」「今週は逆だよ」

高柳君。「今季絶好調!」「はい、初めだけ」

ソレガシ。「えらい日に来たね」「早く帰りたい」

「おはようございます」
「あ、おはようございます。皆の衆、Xさんです」
「おざーす」
「皆の所業を見てみたいそうだ。俺とヤナギと3人で乗るから」
「3人はいいんですけど、水が凄いんですけど」
「金井君そうなの?どれどれ?あれ!」
「これは・・・移動しますか?」
「う〜〜〜む、どうするかな、ヤナギ」
「いや、折角来たんだし、やりましょうよ」
「そうだな、ソレガシの言う通りだ。どこ行っても変わんないし。よし行くぞ〜」
「いぇいぇいぇいかい?」
「お!流石、ソレガシ。吉幾三さんね」

「あの、下るんですか?それとも上がるんですか?」
「男はオーバーヘッドキャストで釣り上がりだよ。
他の2艇にも上がってもらう」
「ではこの船も?」
「イヤ、一瞬下りながら、サイドキャストで穴撃ちをする?ヤナギ〜」
「あはははは。いいんじゃないですか。3艇かぶっても仕方ないんで」
「と言うことで、下がりますから。Xさん。
ヤナギはたぶんバックハンドでビンビン行くと思います」
「柳澤さんですか、宜しくお願いします」
「あ、柳澤です。こちらこそ宜しくお願いします。
操船は社長ですので、全ては社長次第です」
「おいおい、この流れでこの水量。酷だね。年寄りには」
「あはははは。年寄りだなんて。気力体力20代じゃないですか」
「まあそうだね。今日も元気良く行ってみよう」

「よう、高柳君。早いね?」
「はい、バッテリーが1個終わりました。流れ早過ぎです」
「ソレガシ、どう休んだ甲斐は?」
「もう寝る」

あとがき
「社長、投げましたね。今日も」
「そうだな、ヤナギ。昼寝もせず11時間近く」
「いつもこうなんですか?」
「いや、昼寝はしますよ。今日はしなかったけど、Xさん」
「ご飯もあの位はいつものことですか?」
「はい。おにぎり7個にサンドイッチにソバは夏メニュー。『今日は暑くなりますよ』とコンビニの兄ちゃんに騙された感じだね」
「あそうですか。凄いですね。この流れの中、操船しながら、おにぎり食べつつキャスティング」
「そ、フットコンエレキなればこそだよ。流れがあるところ、風があるところはこれじゃなきゃ、機関銃のように撃てない。セーラー服とね」
「…そうですね、朝いたハンドコンの人は早々にお帰りになりましたね」
「当然だよ。こんな日に出しちゃダメ、ハンドコンの人は。もしくは、上がれるだけ上がって、重しを引っ張ることだね」
「あ〜そうですね。いつもあんなに細かく撃つんですか?」
「そうよ。それに旦那ってのがいるんだよ。こいつが後ろにいるときはもっとだよ。同じところを3回撃ちゃうから」
「ストーリー的にはどんな展開なんですかね?」
「あ〜ん!?それはだな、激流の中、ありとあらゆるルアーを投げて、如何にしてこの状況で釣るか、だよ」
「そんなに格好いいんですか?」
「そうだよね。そんなわけないよね。もう帰るとか、もう寝るとかだよね」
「あははははは。飯が抜けてますけど」
「お、それは釣りをしながら食べるんだよ」
「そうでした。操船しながらソバ食ってましたよね。この流れで」
「なあ。どうかしてるよね」
「そんなに食べて、どっか悪くなったりしてませんか?」
「ああ。こんなに食べるのは月曜だけだよ。ちなみに体重53kg。体脂肪10%。ヤナギもそんなもんだろ。体重は違うけど」
「はい。社長も自分も燃費悪いです」
「あ、あ、うらやましいです」
「いいんだよ、ガンガン食べて飲んだって。その分燃やせばいいんだから」
「それが出来れば病になりません」
「シンミリだね。今日の釣りみたいだね」
「いや、楽しかったですよ。トークが」
「だってさ〜。モクモクとやっちゃって、シーンとしちゃうからさ。こりゃいかんと思って、山田君仕込みのエロトークが役に立ったよ」
「炸裂してましたね」
「だよね、山田君いたらもっとだよ、ヤナギ。留まるところを知らないからね」
「本日はどうもお世話になりました」
「なんのなんの南野陽子。たいしたこともできなくて、恐縮です」
「自分も最後に引っ掛けて、大変なご迷惑をかけました」
「いえいえ。いい画が撮れました。本日はどうもありがとうございました」
「お疲れ様でした〜じゃあまた来週」


戻る

Copyright (c) 2009 WATANABE COMPANY. All rights reserved.
inserted by FC2 system