船釣り開幕 in 小鮒川(2009.04.27)

「もしも〜し。遂に解禁だよ、金井君」
「そうですね。社長はもう釣ったんでしょう?」
「そう。陸っぱりでね。しかも秘密兵器」
「じゃあ、いよいよ船ですね」
「そうなんだよ。金井君はヤナギと現地に4:40ね」
「社長は誰とですか?」
「矢嶋君とソレガシの親子コンビだよ」
「釣りできますかね?」
「無理じゃないの。この雨と風じゃあ」
「じゃあ軽く肩慣らしですか」
「だね」

「もひもひ」
「んだよ。ソレガシ?そんな酔っぱらってたら、明日来られないよ」
「らいじょぶ、らいじょぶ」
「明日いつも通りにうちに来てね」
「はひ〜」プーップーップーッ
「おい!まだ話、終わってねえよ。あ〜あ切られちゃった」

本日の風景。
「天気はいいけどさ、この濁りと風じゃあ…
2時間位やるかい?」

本日の登場人物

「去年までは結果の出ていない矢嶋君。今年は?」
「頑張ります」

「船は楽しいっすね」
「えへ!?こんな天気でも、柳澤君?」
「ええ。まあ」

「4年目になるのかね、金井君?」
「はい。毎月曜日は社長と一緒です」
「付き合ってるんじゃないの、2人は?」
「ふざけんなよ、酔っ払い。だいたい1時間も遅刻しやがって、結局俺と矢嶋君とで迎えにいく羽目になった」
「いやあ面目ないでござる」

「よう。これじゃあ危ないから上がるか?」
「そうですね。寒いし。いいだろ?ヤナギ」
「じゃあ、帰りに陸っぱりしませんか?金井さん、社長達も」
「え〜?じゃあソレガシを家まで送ったら行くよ、ヤナギ」

あとがき
「船出したときは、まあまあ静かだったのにね」
「そうですね。水は多くて濁ってたけど、いけそうな感じでした」
「だいたい、誰一人やってないし」
「餌釣りの人もいませんでしたよね」
「にも関わらず、4時間も頑張っちゃって。バカじゃないの俺たち」
「バカだよ」
「ソレガシは言う資格ない」
「いやあ申し訳ないね。ラッキーボーイの矢嶋君がいるから釣れる予定だったんだけど」
「あんなこと言ってるよ。逆襲した方がいいよ、矢嶋君」
「いえ。自分は派遣切りにあったんで、毎月曜日参加です」
「聞いたかよ、金井君。仲間が増えたで」
「いいですね。旦那亡き後、矢嶋君で若返りましたね」
「かなりね。20ちょい若返った。今日だって一睡もしてないのに大したもんだよ」
「社長、寝たんですか?」
「ああ、車ん中で2時間」
「なあんで車なんですか?」
「前の日も3時間しか寝てなくて、起きられそうにないから、来るまで車で寝ながら待ってた」
「面白くないです」
「ありがとう。そういうヤナギはどうなんだよ?」
「20分位ですか。金井さんは?」
「30分位かな」
「なあんだよ。結局遅刻の奴が一番寝てるんだよ」
「遅刻だから当然だよね」
「あのさ。折角家まで送ったのに、何でまだマイカーでこんなとこまで来た訳?来週来るんだから我慢しろよ」
「いやいや。こんな日は何が起きるか分からない。矢嶋君もいるし」
「起こるはずない!来週は時間厳守で頼むよ」
「大丈夫でござる。正確には遅刻ではなく、集合時間を勘違いだから」
「あ〜ヨッパライだからね」
「終わってみれば、陸っぱりを4箇所回って全員ノーバイト。どうなんですか、これは?」
「いいんじゃない、ヤナギ。毎年ことなんだから。開幕戦は釣れない」
「ええまあ。来週ですか?」
「そうだね」
「お楽しみに〜」


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