[番外篇]鬼牧日記 in 三重・和歌山(2008.06.16〜18)
「こんにちわ。西牧です。西牧です。ここを強調します。決して鬼ではありません」
「よう!旦那。今年も行ったんだって?修行の旅」
「はい。修行は社長も変わらないですよね?」
「お〜鋭い。歳を重ねるごとに厳しくなってるね。年寄りには堪えるよ」
「あれあれ。年寄りですか」
「あのさ〜謙遜だから。いい時代を経験しているという意味の年寄りだから。いわゆる辺見まりだな」
「へッ、ヤメテ♪ですか?」
「うれしいね、旦那。ノッテルね。ラブラブは違うね」
「いえいえ、そういう余計なことはさておき、今年も楽しかったですよ」
「そりゃあそうだろう。豪華な取り合わせだからね」
「はい。ちょっとさわりを披露しますよ」
1日目
「どうです。この景色?」
「おう、いいとこだね。どこなんだい?」
「さあ」 |
「川です。天気もいいし、いい感じです」
「いかにも山間の川って感じだね。どの辺だい、ここは?」
「さあ」 |
「来ました。幸先いいです。この帽子をかぶると調子出るんです」
「いつもそう言っているよね。今度盗みに行くから。で、他の2人は?」
「稲村さんは釣りました。大御所は今日も今のところは異常がありません」
「またぁ?攻めてるの?」
「そりゃもう『ここは丹念に攻めれば出るぞ』とか言って、ヌーマウスを岩盤にカンカン言わせながら投げてました」 |
「この日は反応も良く、4人は釣りました」
「御大は?」
「カンカン言わせたあと、『このルアーも随分なものになったなあ』って言いながら、フロッグに変えてました」
「そうだよ。御大はいろいろなルアーを持ってくるから面白んだよ」
「カンカンしているときに、稲村さんは唖然としていました。明日は釣れますよ」 |
2日目
ダムです。
「お〜、豪華メンバーだね。旦那、稲見さん、御大、いなっちに支部長。ところで、後ろは船の昇降機かい?懐かしいな」
「そうです。数年前、社長が藤田さんと七色で見た奴です」
「じゃあ場所はそこ?」
「さあ」
「よう。さっきから『さあ』『さあ』って、君は場所を覚えていないのかね?」
「まあいいじゃないですか。稲見さんと行けば分かりますから」
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「いい感じでしょう?天気もいいので、稲見さんは居眠りをしてました」
「それって余裕?」
「はい。僕も稲見さんも既に釣ったあとなので。大御所は真剣です。しかも、船を揺すって、稲見さんを驚かせて起こしました。
『稲見君、投げなきゃダメだよ。釣れないよ』
『あ、はい。投げます』
ぴゅ〜ん。ちょぽ。チャッチャッチャ。ど〜ん!『釣れました』
『稲見君、寝てていいよ』」 |
「こんな感じで和気あいあいと釣れました。4人は」
「え!?御大は?」
「はい。今日も異常なしです。明日もありますから」 |
3日目
「川です。最後なんで軽く流しました」
「どうだったの、結果は?」
「ええ、昨日と同じです」
「またぁ!?何か言ってなかった、御大?」
「言ってましたよ、いろいろと。でも、忘れちゃいました」 |
あとがき
「今までで一番良かったんじゃない?」
「ええ、まあ。稲見さんと僕に巨大な奴が出たんですけど、のりませんでした」
「もしかして、60?」
「はい。明らかに」
「流石。今年は違うね」
「そりゃそうですよ。日々研究してますから」
「あ〜自分のだけね」
「今のところは」
「おっ。ということは、広く世間の皆々さまにも行く可能性があるわけだ」
「はい。可能性だけは」
「なるほど。これじゃあ来年も行くね?」
「おそらく」
「以上、鬼牧日記でしたぁ〜」
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