迎え盆? in メジャーリバー(2007.08.13)

「もしもし。西村で〜す。13日は何時ですか?」
「やあ、ソレガシ。いつもの時間にうちに来て。関根さんも行くから」
「あい、分かったでござる」
「もしも〜し。ジャーマネですか?」
「はい、藤江です。明日ですね?同じところに行きますよ」
「え!?それは変だね。迎え盆とか言って説教してたじゃん」
「大丈夫ですよ。3時までに帰ればいいんですから」
「何か都合の良い話だね」

と、着いてみたら、この有様。
「田んぼかこれは?」

4年ぶりに登場の関根さんと、
何と今季の同船は2度目というソレガシ。
「今日も暑いね〜」

睡魔にも負けず、酷暑にも負けず、
そしてアタリのなさにも負けず、
私はやりました。「ど〜だい、ソレガシ。
言った通りだろ『あそこで絶対釣るって』」
「そんな威張る程のサイズじゃないけどね…」
「いいじゃないの、太ってて。長さは23だけどね。
まあこのあとは君らが頑張ってよ。
俺は撮影と操船に専念するから」
ヒットルアーは、レッドペッパー。

「社長!ここはですね。真昼間が釣れるんですよ。
その時間に寝てるようじゃダメなんですよ」
「って言ってた本人が爆睡だよ〜、ソレガシ」
「彼は寝るのが仕事だから」

関根さん、やりました。47です。
釣ったルアーはギャングバング。

12時で迎え盆とやらに行くジャーマネに
「どうだったの?」
「はい。自分は40と46。柳沢は3バイトのみです」
「そうなんだ。柳沢君も行くの?迎え盆とか言うのに」
「いえ、自分は特に。社長は行かないんですか?」
「俺はモルモン教徒だし、
ソレガシはヒンズー教だからいいんだよ」
「また〜。何にもやってないくせに。
こんなときばっかりそんなこと言って」
「ほら〜。社長が余計なこと言うから、
ジャーマネに叱られちゃったじゃない」
「なんだよ、人のせいにして。
『俺はヒンズー教徒だ』
ってソレガシが言ったんじゃない。ところで関根さんは?」
「自分は送り盆だけで、今日は特に何もなしです」
「じゃあ。帰らない」
「なんだよ、ソレガシ。帰らないの?
さっきから電話ガンガン鳴ってるけどいいの?」
「いいの。いいの」
前ふりが長くなりました。
こんなやりとりがあって、
ソレガシにもでかいのが来ました。立派な47cm。
「だけどさ〜。何で俺が魚をランディングするわけ?」
「社長にもさ、大きいのを触らせてあげたかったからさ」
「あざーす」

あとがき
「朝の様子じゃあどうなるかと思ったね?ソレガシ」
「全くね。ジャーマネの言う通りになったね。真昼間に釣れて、朝夕は釣れない」
「思うに朝は濁ってた。暑くなる頃に濁りが取れて結果が出た。夕方は何でだ?」
「そうですね。全くアタリがなかったですよね。社長の一発だけですよね」
「関根さんの言うとおりだね。たぶん、釣り人が多かったから、プレッシャーかね?
だだこねて付き合わされた割にはイマイチ」
「そんなこと言わないでよ。社長と来ると釣らしてくれるから、ついつい長くなるんだよ」
「全然違うと思うんですけど。確かに話はソレガシ以外通じない」
「でしょう?関根さんね、今度来るときは、懐メロとか昭和40年代の話題を勉強してきて」
「自分は生まれてないですね…」
「だろうね。俺とソレガシで平均年齢をグンと上げているから。でもね、精神年齢が若いからノリはいいよ」
「いえいえ社長、子供じみてると言い直した方がいいんじゃないの?」
「その言葉をそっくりソレガシに返して、また次回。来週は年に1度の奴隷の日なので、再来週をお楽しみに〜」


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