通常業務 in 鬼牧川(2007.06.25)

「もしも〜し。旦那ですか?」
「あ、西牧です。八郎はどうでした?」
「大きなお世話だよ。暑かったよ。耳でかくなっちゃったよ」
「何ですかそれ?」
「明日、どうすんの?」
「行きますよ。ミミと2人で行きますから」
「了解。じゃあ現地で箭竹さんと合流だね」

開始20分で2匹。
ともに37.5cmを釣り上げたミミ。
大吉シングルスイッシャーとベンザフロッグ。
「新しい竿と新しいルアーで釣れて、良かったね?
顔が得意気なんですけど」

後ろで2匹も釣られた私はアタリもありません。
4時間後、ようやく来ました。23cmと35cm。
ルアーはどっちもワンダラーのシンバル、
リペイント済みのやつ。
「今日もチャカチャカさせた方がいいみたいよ、旦那。
ただ、巻いただけじゃダメよ」

昼寝をしようと思ったポイントで、
試しに投げたフライが大当たり。
10匹かけるも、釣り上げたのは小っちゃいの4つ。
土手の上から撮影していたミミが、
「右にいます。左にいます」と的確なアドバイス。
「楽しかったね〜」
「自分もサイトフィッシングしているみたいで楽しかったですよ」

旦那、ルアー1個で3匹釣りました。
42、40、38cm。ルアーは何とBPミノー。
「おいおい、君はルアー製作者じゃないの?」
「いえいえ、これも研究のためですから」
「それにしちゃあ生かされてないね〜」
「いえいえ、自分用にはしっかり生かされてますから」

あとがき
「水が多く濁っている割には楽しかったね」
「ええ。八郎と同じで朝だけは…」
「確かにミミは20分で終わったからね」
「午後の部も無風で、やりやすかったけど、静か過ぎましたかね」
「そうなんだよ。多少は風がないと。今シーズン初めてじゃないの?静かの海みたいなやつ」
「なんですか、それ?」
「アポロ11号のアームストロング船長が言ってた気がする。人類初」
「ところで、箭竹さん出て来ないけど」
「ばらしてましたよ。で、床屋に行くんで帰りました」
「じゃなにかい?俺が飯おごるの?」
「結果的にはそうですね」
「いまいち納得行かないけど、楽しかったので、まあ許してやろう」
「いいじゃないですか。ようやくフライも陽の目を見たし」
「で、来週は?」
「不動の3人ですか」
「そうなんだ。ミミの竿が48になったから、強敵度アップしてるけど」
「大丈夫ですよ。そこは操船テクニックで」
「なるほど。ではまた来週〜」


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