午前4時30分、現場に着くと、ほとんどの参加者が到着済み。皆燃えている。 「ところで、この車は?」 「あ〜、既に出船している関係ない車ですね」 そこへ社長が到着したので、聞いてみたら、「こりゃあ、アイツだ。イシヤーノじゃなかったバンキーノの仲間だよ。彼らは暗いうちにいつも出て、10:00に帰っちゃうんだよ。ところで、皆来たの?」 「大下君と藤江が遅刻です。何でも賞品を忘れたんで、取りに戻りました」 「へ〜。失格かい?」 「微妙ですね。そろそろ時間なので始めますか」
第一部 水面狂会杯 準備篇 午前5時30分、集合。 今年は出船の順番はくじ引きにしました。じゃんけんは時間がかかるからです。
出船篇 午前6時、大会開始。
釣られたバス篇
表彰式篇
第ニ部 キャスティング大会 一本チームとうらしま堂チームとに分かれて的当てゲーム。 予選の的はバスの口。練習3投。本番は5投して数多く入れた上位6人が決勝行き。
決勝。
記念撮影篇
あとがき 「今年も無事に終わりましたね、社長。留守番ご苦労様でした」 「アクシデントだから、しょうがないよね。でもさ、陸っぱりで1回出たんだよね。小さかったけど、びっくりしたよ。その後はDVD見ながら車で寝てたよ」 「それじゃあ、留守番になってませんね」 「そんなことないよ。ところで、今年は人が多いね」 「本当はもっといるんですよ。仕事の都合で参加できなかったり、逆に初参加だったり」 「そうなんだ。仲良しクラブだから、変な派閥もなくチームワークは抜群なわけね」 「そこなんですよ、一番大事なのは」 「そうだよな。人ってさあ、集まると勘違いしやすいから。『偉いんじゃない』って、偉くも何ともないよね。同好の志が集まって、和気あいあいとやっているわけね。チームワークを乱す奴は追放なわけね」 「今年も盛り上がったし、来年も協力をお願いしますよ」 「あそう。じゃあ、エントリフィーは貰えるわけね。今年こそ」 「それはですね。誠に言い出しにくいのですが、災害募金にしたいんですが」 「え〜!募金ったって3万4千円しかないよ」 「そこでですね、社長のウエア貯金から1万円カンパして下さいよ」 「なんで?」 「言ってたじゃないですか『今年はコロンビアだから安上がりで済む』って」 「・・・どこに募金するわけ?」 「社長もスノーボードでお世話になっている新潟です。地震と大雪で大変なことになりましたから」 「そういう風に言われると弱いね。じゃあ、明日郵便局に行って来るよ」